【リマ共同】「あなたを誇りに思う」。テニスの全豪オープンの女子シングルスで大坂なおみ選手が優勝したことについて、大坂選手の父親の出身地、カリブ海の島国ハイチでも歓声が上がった。
地元のネットメディアは「力の入った試合の末、ハイチ系日本人が女子の世界ランキング1位となった」と速報した。
岡山大に留学経験のある首都ポルトープランスの歯科医マック・ケビン・フレデリックさん(46)は「ハイチ人の多くが一緒にお祝いしたい気分だと思う。オーストラリアの人たちにもハイチのことを知ってもらえたのではないか」と喜んだ。
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「BBC」電子版は、決勝をライブ速報して、いよいよの優勝スピーチに、いきなり炸裂したナオミ節に注目している。
「えーと、ハロー! 人前で話すことは本当に苦手なんです」
客席がいきなり笑いに包まれたマイクの前で放った第一声を紹介した上で「彼女は偉大だ」と称賛。これまでも天真爛漫な発言で観衆の笑顔と拍手を生んできたナオミ節が大一番で炸裂し、「全豪オープン覇者で世界NO1。何て選手だ」と改めて称賛した。実際の模様は大会公式ツイッターでも紹介され、最後まで“らしさ”を貫いた21歳の魅力はメルボルンから世界に届けられた。
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大坂なおみ、全豪オープンは19日、女子シングルス3回戦で世界ランク27位の謝淑薇(台湾)に5-7、6-4、6-1で逆転勝ち。2年連続の16強進出を決めた試合後に示したお茶目ぶりが話題になっている。客席に感謝を示して投げ入れようとして力強く投げたタオルが風に流されて届かず落下。なんともシュールなシーンを大会公式が動画付きで紹介し、海外ファンに「爆笑」「可愛い」「投げ方は良かった、風が問題だった」と笑撃が走っている。勝利後に犯した“痛恨フォルト”に海外笑撃「爆笑」「ナオミは面白い」などと、話題炸裂だった。
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昨年の全豪オープンの際に地元出身のバーティが勝利に向け、観衆から力強い声援を受けたことは明白だった。それでも20歳のナオミが勝利し、礼儀正しいインタビューを行った。「ナオミ・オオサカはオーストラリア人選手を彼女の地元の観衆を前で倒した後、痛快なまでに謙虚だった」。次のような記事したのは、米地元紙「USAトゥデー」電子版だった。
スタンドの観衆の歓声に後押しされた地元のバーティを撃破した大坂は、191キロのサービスエースが大会公式ツイッターに「誰も止められない」と動画付きで紹介されるなど話題を呼んで、プレー以外でもファンを魅了。試合後の勝利者インタビュー、謙虚なスピーチで“オージーっ子”の心を完全に魅了していた。
「間違いなく格別の気持ちではないですか?」と質問された大坂は、真剣な表情を浮かべた。「そうですね。本当に幸せだけど、申し訳ない気持ちでもいます」と切り出すと、「みんな、彼女の勝利を本当に期待していたことを私は知っていましたから」と表情を崩しながら、まさかの“謝罪”に出た。
すると、笑いとともにスタンドに割れんばかりのスタンディングオベーションが巻き起こった。約7秒間、称賛の拍手が鳴りやまず、インタビューは一時中断。大坂は笑顔で会釈し、応えてみせた。完全アウエーの空気を一変させた“粋な第一声”は、大会公式ツイッターで紹介されているが、海外メディアで嵐を呼んでいる。
昨年全豪オープンで地元選手を任してのスピーチについては、英高級紙ガーディアン電子版も「オーストラリア人の大半は彼らの忠誠をオオサカに注ぐことになったことは確実だ。彼女にはタレントとカリスマがある」と絶賛していた。
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