2018年12月07日

輸血にも危険が偲んでいた死亡例

 2018年1月、血液製剤の輸血により、80代女性がE型肝炎ウイルス(HEV)に感染し、劇症肝炎で死亡していた。厚生労働省は今回、初めて輸血によるHEVの感染による死亡例が報告されたと明らかにしました。以前にも、血液製剤の輸血で感染例はありましたが、軽症で済んでいたという事です。

 この感染・死亡の原因として、献血者がシカの生肉を食べていたことがあげられています。豚や野生動物(イノシシ、シカなど)の肉・内臓を加熱不十分な状態で食べることは、HEVの感染リスクを高めます。そのため、日本赤十字社は、豚や野生動物の肉を生やよく焼かない状態で食べた場合、6か月間は献血をしないように呼びかけています。

  B型肝炎やC型肝炎ウイルス、HIVウイルスも輸血で感染する可能性があります。これらは、性的接触により感染する危険性が高いウイルスで、感染していても検査で検出できない期間(ウインドウ期)があります。そのため、過去6か月間に、不特定の異性と性的接触をした、男性同士で性的接触をしたなど、献血ができなくなる行為があります。

 また、さまざまな細菌の感染を防ぐために、3日以内に出血を伴う歯科治療をした、現在切り傷や擦り傷などがある、3か月以内に動物に噛まれたなどの場合も、献血ができないことになっています。

 海外で感染リスクの高い疾患が、輸血によって広まることを防ぐために、渡航歴や帰国日、特定の国での居住歴なども質問項目にあります。たとえば、マラリア、シャーガス病、クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染リスクの軽減のために、アフリカ諸国や中南米国、英国などでの一定期間以上の居住が、除外の対象になります。

 特定の薬の服用中、あるいは服用後一定期間が経っていない場合も献血ができません。意外な薬として、男性の育毛剤(プロペシアなど)が挙げられます。主成分であるフィナステリドやデュタステリドを含んだ血液が、妊娠中の女性に輸血された場合、胎児に影響が出る可能性があるからです。

献血者の健康も考慮します。当日の血圧やヘモグロビン値を測定し、体調がよくないと献血できません。また、心臓疾患、悪性腫瘍、ぜんそく、血液疾患、脳卒中などにかかったことがあれば、できないことになっています。


出典:毎日新聞(9/24)
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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