


さて、萩に到着して、さっそくに視察の前の時間を利用して萩博物館を見学することにした。市役所での視察に間に合うように、まずは無線タクシーに時間を言って、まっていてもうらようお願いして、館内案内をお願いした。ボランティア・ガイドさんも、タクシーの時間を頭にいれて、手際よく案内をしてくれた。
予定時刻を市役所に到着すると、担当職員が用意してくれた場所で出向かえの口上、こちらの挨拶を述べて、みっちり1時間半も質問事項にそって、用意してくれた資料を頂いて説明を伺った。視察後はまだ明るい時間だったので、「循環バス」を東回り・西回りと乗り継いで伝建地区を見て回ることもできた。視察の申し込みをする際に萩市役所では、できるだけ市内の宿泊所を使って欲しいといわれることがある。そこで、視察議員たちが、比較的よく使われるというホテルを教えてもらった。なんと、ホテルの入っているビルの一階にはレンタサイクルショップがあった。8時から営業すると訓えて貰え、翌朝は電車の出発時間までの間に、松下村塾、松陰神社(杉家=吉田松陰の実家を含む東光寺の敷地にある)、伊藤博文の生家などを廻って見てくることが出来た。それらの場所のいくつかはNPOが運営にかかわって、8時半にはスタンバイしていたのには感心した。因みに、萩市の高齢化率は40%だというが、その皆さんがはつらつと早朝から笑顔で働いている。明治維新の先達を多く排出した街は、今も政治意識が高く、責任感が強い、市民参加を率先する街だった。