2018年10月01日

ノーベル賞 受賞 本庶佑京大特別教授 

本庶佑・京都大学特別教授がノーベル医学・生理学賞に決まったとの発表がされた。免疫の仕組みを明らかにする研究に長年取り組んできて、がん免疫療法を確立以前からノーベル賞の有力な候補者と言われてきました。本庶は京都大学医学部を卒業後、いずれもアメリカにあるカーネギー研究所やNIH=国立衛生研究所で研究したあと、37歳の若さで大阪大学の教授に就任するなどして免疫の仕組みを研究してきました。

6つのC:好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、挑戦(Challenge)、確信(Confidence)、集中(Concentration)、継続(Continuation)の頭文字「C」を常に頭に本庶教授は学生時代から追い求めてきたといいます。本庶教授は、平成4年に、免疫細胞の表面に「PD−1」というこれまで知られていない新しい物質があることを発見します。

当初はどのような働きがあるのか全く分かっていませんでしたが、「PD−1」の働きを止めると免疫反応が過剰に働くことがわかり、発見から7年後の平成11年、この物質が免疫が働くのを抑える、いわば「ブレーキ」の役割を果たしていることを突き止めました。さらに、がん細胞がこのメカニズムを利用してヒトの免疫を逃れていることもわかります。

そこで、がん患者の体内で「PD−1」が働かないようにすることで、再び免疫ががん細胞を攻撃するようにして治療するというそれまでの抗がん剤とはメカニズムが全く違う新しいがん治療薬の開発につながり、「オプジーボ」という名前で売られるようになりました。この薬は日本で皮膚がんの治療薬として承認され、続いて肺がんの治療薬としても承認されるなど、今では世界中の医療現場で使われています。

免疫の力を利用してがんを治療しようというがんの免疫療法を医療として確立し、手術、抗がん剤、放射線治療に続く第4の治療法となるきっかけを開いたとして高く評価されていました。

オプジーボは、免疫のブレーキとなる「PD−1」と呼ばれるタンパク質の働きを妨げることで、がん細胞を免疫に攻撃させて治療する薬です。平成26年に皮膚がんの一種の「メラノーマ」の治療薬として販売され、現在では、肺がんや胃がんなどの7つのがんで治療薬として使われ、これまでに国内で2万5000人以上に使われています。オプジーボは従来の抗がん剤では治療が難しい患者にも効果が期待できるとして注目されています。

一方、発売を始めた当初は肺がんの場合、体重60キロの男性患者が1年間使用するとおよそ3500万円かかるとされ、国の財政圧迫につながるとする指摘もあり、緊急的に価格の引き下げがおこなわれました。


学生時代は、学部対抗のボートレースに参加したほか、医学部近くの雀荘で朝までマージャンをすることもよくあったといい、現在は、ゴルフでのエージシュート76をめざすというほど、常に何においても挑戦をされて、諦めないことをモットーにして、続けられている方だと、ご家族、研究者、学生を含めて賞讃しています。


参照:朝日新聞、NHKニュース

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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