「上がりっ放しもなければ、下がり放しもない。上がり下がりのくりかえしのうちに、人は洗われみがかれてゆくのである」と松下幸之は言いました。
人生は、同じ状態で、ずっと平穏なまま、ということはありえません。いいときも悪いときもあるのが、普通です。考え方を正しくしていると、成功体質へと変わっていくと言えます。
ここで「前向き」を実践するコツを経営コンサルタントから伝授されたので一つご紹介しましょう。
それらの成功者は、人のいいところを見る才能があります。
そして自分より優れている点を、素直に讃え、それをうまく使うのです。
成功している人ほど、「いいね」と「すごい」を周囲に連発しています。
「いいね」と「すごい」を口癖にしていると、周りの環境がそういうふうに見えてくるということもあります。肯定することによって、言われた人のモチベーションが上がるのはもちろん、口にした人自身も前向きになれます。半信半疑、そういう人にこそ、何も考えずにまずは実践してほしいのです。
同じものを見ても「よくない」「つまらない」と否定してばかりいると、周りもモチベーションが下がり、好ましい気分になれません。どうも感動して、褒めることのできる人が、成功を引き寄せるのです。
「いいね」と「すごい」を、積極的に口癖にしていくと、きっといいことがありますよ。
上記は、小宮一慶『パワーワード』(主婦の友社)の抜粋です。
「楽観よし悲観よし。悲観の中にも道があり、楽観の中にも道がある」も松下幸之助の言葉です。
「いいね」と「すごい」を連発できる人は、楽観の中にも「いいね」と「すごい」を見つけ、悲観の中にも「いいね」と「すごい」を見つけることができます。つまり、楽観はもちろんだが、悲観という、うまく行っていないときでも、その中に生き筋や光明を見つけることができる。他人を心から応援できる人は、「すごいなぁ」と感動して言うことができるのです。反対に他人を応援しない人は、「ダメだなぁ」「ひどいなぁ」と他人を否定し、けなしがちです。感動や共感は肯定だが、非難や文句は否定。
「いいね」と「すごい」を口癖にするほうが益多し、ということを知っておく、実践してみるとパワフルな人生を楽しめるようです。そして、まちづくりにしても同様に、我が町を「いいね!」「凄いよ!」と言って、知り合いや親戚に遊びに来てねと言えたら、いいね、と思う。