去年、行われた東京の葛飾区議会議員選挙で、1票差で落選した候補者の申し立てを受け、票の点検を行った東京都は現職議員の当選を無効とする決定を下した。
去年11月におこなわれた葛飾区議選では、大森有希子氏が当選し、1票差で会田浩貞氏が落選した。落選した会田氏は都の選挙管理委員会へ審査を申し出て今月3日に都が投票用紙の点検を行っていた。
その結果、大森氏の有効票とされていた票のうち「大森ひでこ」「大森ようこ」と記載された2票について都の選挙管理委員会は21日、無効票と判断、2人の票数が逆転し大森氏の当選を無効とする決定を下した。
都が当選無効を決定するのは、2011年の渋谷区議選以来7年ぶりのこと。大森氏は、この結果を受け、東京高裁に提訴する方針を示している。
出典:日テレニュース2/21