2018年02月09日

平昌冬季五輪にみる、友好も世界経済も課題多々

 アジアで開かれた冬季五輪は、これまで日本の会場(札幌、長野)であったが、まもなくの韓国開催の五輪は初めて日本以外での開催となる。ドーピング問題でロシア不参加となっているほか、ミサイル発射後の北朝鮮は国連決議のあとにどのような形で韓国と協力していくのか注視されている状況だ。

 平昌冬季五輪に向けて、昨年11月1日にギリシャから韓国に到着した聖火は、開催年にちなみ、2018キロを7500人でつなぐ。開幕を明日に控えた8日には、フィギュアスケートやスピードスケートなど氷上競技会場となる韓国の江陵で聖火リレーが行われた。五輪マークが砂浜に設置された鏡浦(ギョンポ)海岸前からスタートすると、集まった人たちから歓声が上がった。聖火は9日、開会式会場となる平昌五輪スタジアムの聖火台に点火される。17日間の会期中燃え続ける(25日閉幕)

 オリンピックの政治的利用が禁止されているが、平昌五輪公式ウェブサイトでは報道配布地図の地名表記において、竹島が韓国領「独島」と記載されていたと判明、2017年1月、日本の外務省から是正要請が行われた。同年9月27日、五輪公式ウェブサイトの「ドリーム・プログラム」を紹介するページにおいて表示されていた地図に、樺太(サハリン)を含む日本列島が描かれていなかったことが発覚し、日本政府は「極めて不適切だ」と批判し、韓国大使館に早急な是正を申し入れた。組織委員会は、「同年2月のホームページ改正後から近隣地域が記載されていないことに気がつかなかった」、「ホームページを改編した際に起きた単純なミスだった」と説明し、同日午後、日本列島が入った画像に急遽修正した。
 また、韓国と北朝鮮のアイスホッケー女子合同チームの強化試合の際に、チームの国旗の代替となる統一旗に竹島が描かれていたことから、日本政府が韓国政府に抗議した。これを受けて韓国側はIOC管轄下の開会式などでは政治的主張を禁じたIOC憲章に従って竹島が表記されていない統一旗を使用するが、公式行事ではない民間が主催する応援や行事の際には竹島が描かれた統一旗を使用するとした。韓国のアイスホッケー男子チームのゴールキーパーのマット・ダルトンが使用するヘルメットに抗日の英雄の李舜臣像が描かれていたことについて、IOCから政治的主張の禁止を定めたIOC憲章に抵触するとして五輪本番での使用禁止の勧告を受けた。これを受けてマット・ダルトンはヘルメットに描かれた李舜臣像の部分にテープを張って五輪に参加することになった。かつて、ワールドカップの会場で同様な趣旨での横断幕が掲げられて、国際社会から顰蹙であったが、韓国の抗日気分の強烈な表現は、時宜をおいて改善されてきたようにも見えないので、期間中は無事に運営されるよう望みたい。

 このところ、オリンピック招致後、深刻な財政難に苦しむ都市が続出し、国際オリンピック委員会(IOC)も危機感を感じている。平昌の次の冬季大会は2022年の北京大会である。招致合戦の終盤にノルウェーのオスロが手を引いたことで、最終招致候補都市は北京とカザフスタンのアルマトイしか残らなかった。ヨーロッパの経済低迷がアジアで二大会連続して冬季五輪の会場となった背景である。

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
カテゴリ
日記(3578)
ニオュ(0)
歴史(0)
chiba(60)