チャイナタウンの端にある公園に、カリフォルニア、韓国、中国、フィリピンの共同体が集まり、設置する際のリーダーであった、元・サンフランシスコ裁判官、リリアン・シングは、数十人の元慰安婦が生存していると述べた。
カリフォルニア州サンフランシスコ市の中華街にある、セント・メリーズ公園の展示スペースで、先月23日慰安婦像の除幕式が行われた。展示スペースは市に寄贈されることが決定しており、アメリカの公有地での設置は3例目、大都市では初になる。
この像は中国系アメリカ人団体と韓国系団体によって設置されており、除幕式には、中国総領事や韓国から訪米した元慰安婦を名乗る女性、慰安婦問題で日本非難決議を主導したマイク・ホンダ氏などが参加した。22日はサンフランシスコ市議会が設置を促す決議を採択してから丸2年目で、22日を「慰安婦の日」とする決議案が全会一致で採択されている。
日本は、二国間の外交関係を正常化させた1965年の協定で、戦争に関するすべての和解と賠償が確定したと主張している。また、NBCの記事などには、慰安婦問題とは無関係の米国に像が設置される事に、アメリカ人の方々から疑問と怒りの声が多く寄せられている。
記念碑をどこに設置するか、その碑に書かれた文言、記録の正しさは碑を建立する側の意図で大きく意味合いが違ってくる。碑の記載内容によっては、後世に思わぬ遺恨を残すことがないように十分に配慮がされるべきであり、公共の場に設置される時には市民感情も考慮して、議員らの見識も高めて偏見、誤謬のないものに頂きたいものだ。