自民党の石破茂・元幹事長は23日、鳥取市で記者会見し、来秋の自民党総裁選について「2回続けて無投票では、党員に責任を果たしたことにならない。自分として、その選択肢が示せるように一層努力をしたい」と述べ、立候補への意欲を改めて示した。
石破氏は今回の選挙結果について「希望の党というだけで拒絶反応が起きて、野党がバラバラになれば(自民が)強い」と分析の上、「信認を受けたと考えるのは早計だ」と首相を牽制した。
今回、石破派所属の議員は全員当選したものの、人数は20人と小規模だ。総裁選に向けては派閥の拡大や、他派閥との連携が求められる。石破氏は地方での人気は高いが、国会議員の支持票が広がっていないことが課題とされる。自民大勝で安倍晋三首相が総裁3選に一歩前進したとの見方が広がる中、首相への対抗心を示した形だ。
石破氏は派閥のメンバーから「一緒に飲んだことがない」と言われたことも披露。「(家で)この論文を読みたいなどの自分のこだわりは変えていく」と宣言し、派閥メンバーとの快談も頻度を増やすなどと語った。
参照:朝日新聞 10/23