お隣のお子さんも今年は「中三です」と、途中で出会って、月日の経つ速さを思ったり、我が身の老化現象に驚くこのところでした。まずは、皆さんに合わせて体操もして、来賓席に座りました。昨年の議会で組体操、騎馬戦の中止が言われて、今年はそれがタイヤを使った競技に変わっていました。熱中症対策も十分に水をとるようにと、競技ごとにアナウンスがあります。久々の夏日のような晴天の中で、Jアラートの警告が入るとの懸念もあって、学校関係者はまことに、緊張を強いられる状況にありました。
さて、夕方のニュースは清々しい笑顔が飛び込んできました。
男子100メートル決勝で「9秒98」(追い風1・8メートル)が表示された瞬間、21歳の桐生祥秀(よしひで、東洋大4年)が9日、日本選手で初めて10秒を切ったとのニュースです。福井市であった日本学生対校選手権の決勝で待ちにまった記録が出ました。
人類が初めて電気計時で9秒台に突入したのは、1968年にジム・ハインズ(米)が記録した9秒95で、それに遅れること49年。ようやく日本選手が9秒台に突入した。
桐生は駆け寄ってきた人々と抱き合い、メインスタンドの前へ跳びはねていった。桐生を支えてきた人は、みな泣いていた。「思うようにいかないとき、泣く僕を周りの人が励ましてくれた。でも今日は僕が笑顔でみんなが泣いて。それがうれしかった」との、二人三脚以上の多くの励ましが桐生に力を与えたようだ。