さすがに、このところの我孫子の事情を気づかってなのか「安心度」で我孫子市が低いのは数値のとり方次第ではないかと、フォローされて全国1,2位を印西市と競う野々市ならではのコメントを頂いたので、ランキングではなく市民に「安心」を実感してもらえているかどうか、まず重要ということです。
ひとつ、興味深かったのはノッティーという愛称の循環バスです。100円で市内を網羅して市民の足になっているというのも、面積13.56㎢は我孫子の約三分の一です。
そして、野々市出身、金沢美術工芸大学商業デザイン科の学生だったという米林宏昌氏、市庁舎の一角のガラスケースに資料が展示されていた。スタジオジブリでアニメーターとしては『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『崖の上のポニョ』などで原画を担当した。また、宮崎吾朗が監督した『ゲド戦記』では、作画監督補として作品を支えた。短編映画では、『空想の空飛ぶ機械達』で作画監督を務め、『めいとこねこバス』では演出も担当、『借りぐらしのアリエッティ』(2010)を初監督をした、まさに日本アニメ界とともに成長してきた星が野々市で生まれて、金沢で育ったということです!?
そういう市が、金沢市と合併する話を断ったことで、却って大店法の規制をしていて出店できない金沢の至近の地の利を生かし、野々市に大型商業施設が軒並み3店舗が立ち並んだのだという。学生が多いので、毎年、新入生が入れ替わり立ち代わり住んでおり、万年18才から二十代ということで高齢化を心配することも当面は要らないのだそう。 道路の接続で「利便度」が高いこともあって、自然に人があつまり、経済活動の中でも小売が強いのだと説明する。「快適度」は人口が伸びていて、今後40年は人口増加の予想だそうで高齢化率18%だとおっしゃる。全国から羨望のまなざしの自治体(人口約5万人)は、コンパクトシティーがそのまま市の形としてあったと言う感じでした。ランキングに振り回されることなく、いい街づくりを目指して、市民参加を心掛けて地道に取り組むことだろうと、野々市市職員の皆様の目線からも感じました。