2017年02月05日

拉致から40年、悔やまれる初期対応遅延

 77年11月に新潟市で突然失踪したのかと心配された横田めぐみさん(拉致当時13)が北朝鮮に拉致されたとの疑いが、報道と国会質問で同時に表面化し、大きな国際問題となった。きっかけとなる情報を引き出したのは朝日放送プロデューサーだった石高健次さん(65)。外交交渉が足踏みする中、最初に情報をつかんだ元テレビプロデューサーは、防げた可能性もあったのでは、と指摘しています。石高さんは日本人拉致問題を長く取材してきたが、めぐみさん拉致につながる情報を聞いたのは95年6月。韓国の情報機関高官から「北朝鮮から亡命した元工作員が『76〜77年ごろにバドミントンをしていた13歳の少女が下校中、日本の海岸から北朝鮮に拉致された』と言っている」と打ち明けられた。拉致が表面化し、拉致被害者の会結成から20年にもなるため、「政府は拉致問題解決のため、北朝鮮との交渉や情報収集にもっと動くべきだ」と話す。

 石高さんはその少女が誰なのか捜し、1年経っても見つからなかったが、情報を専門誌に寄稿したのがきっかけで96年暮れ、新潟県の警察関係者から「それは横田めぐみさんだ」と指摘された。97年1月、めぐみさんの両親と会い、「拉致された少女はめぐみさんだ」と確信した。 情報は一部で知られるところとなり、他社の記者らも取材に動いた。97年2月3日、「めぐみさんが北朝鮮に拉致されていた可能性が強まった」などと週刊誌「アエラ」(現・朝日新聞出版)と産経新聞が報じ、西村真悟衆院議員(当時)も国会質問で取り上げた。

 めぐみさんが拉致される2カ月前の77年9月、久米裕さん(拉致当時52)が石川県の海岸で失踪した。石高さんはこの事件も取材。地元の警察官から「関係者への捜査で北朝鮮による拉致の疑いをつかんだが、捜査情報が公になることへの懸念や、上層部の意向もあって公表しなかった」と聞いたという。「当時、事件の詳細が明らかになっていたら、2カ月後のめぐみさん拉致は防げたかもしれない」と残念がる。

 今年はめぐみさんが拉致されて40年になる。めぐみさんの母・横田早紀江さん(80)は「めぐみが突然消えて、40年間も向こうの国に置かれたまま。家族も20年間、全国各地で早期解決を訴えて講演をしているのに、なぜ事態が動かないのでしょうか。ぜひ真剣に考えてほしい」と話している。

参照:朝日新聞2/3
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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