「平凡なことを非凡に努める」
イエローハット創業者、鍵山秀三郎氏の言葉だ。
また、「微差の積み重ねが大差を生む」とも言う。
なぜなら、1日1%の差を1年続けると、増えた上に増えるので
それは1年後には3778%にもなる。
なんと、38倍もの差だ。
たとえば、1日24時間(1440分)の1%は、14.4分。
つまり、1日15分を何かを変えるために使えば、それが1年後には38倍になって返ってくるということ。
セス・ゴーディン 『セス・ゴーディンの出し抜く力』(神田昌典監訳 三笠書房)にも興味深いことが書いてあった。
「可能だけれど誰もやらないこと」
誰でもできるけれど、誰もがやらないこと、やりたがらないこと。
平凡なことを続けていくことは、非凡な才となる。
簡単にできることなら、始めやすい。
たとえば、交通安全員をはじめるのは簡単だが、毎朝欠かさず立って見守りを続けることは簡単ではない。
それは可能だけれど誰もやらないことであり、価値がある、一目おかれる。
成功している企業が求めているのは、この「可能だけれど誰もやらないこと」である。
「アマゾン」が巨大書店チェーンの構想を思いついたとき、アナリストたちはそれを無謀だと笑った。
しかし、それはまさに「可能だけれど誰もやらないこと」だった。
もちろん、粘り強さと才覚、そしてちょっとした運は必要だが。
一方、人はときに不可能なことを求める。
「グーグル」を超える検索エンジンを構築することは不可能である(もしその目的が市場を独占することなら)。
不可能なプロジェクトを行うのが楽しいのは、成功した場合にどうなるかを心配する必要がないからだ。
ただ不可能な夢を見ているだけである以上、そこには何の不安も危険もない。
だが、「可能だが誰もやらないこと」には実現の余地がある。
簡単に始められることは無視して、あえてこの分野にチャレンジしよう。
明日から、12月議会が開催だ。上記の示唆を受けて、チャレンジしていく我が街になるよう、質問事項に組み入れようと思う。