韓国メディア・SBSは、フランスで“韓国企業を批判的に扱った本”「彼らはクレイジー、韓国人たち!」が発刊された。著者は2003年から12年までの10年間、LG電子のフランス法人に勤務し、法人代表まで勤めたエリック・シュールデジュ(Eric Surdej)氏。
筆者のシュールデジュ氏はSBSに対し、本書執筆の理由を3点挙げた。一つは韓国企業での勤務は西洋人からすれば奇想天外なものだったので、その記録のため。二つ目は数十年前の韓国の中小企業が今日のグローバル企業に成長するまで、「明確な目標意識と信じられないほどの勢い」を持っていたことをフランス人に伝えるため。そして三つめは「韓国企業がグローバル企業として安定した成長を遂げるためには、地元の人、文化と調和すべきだと言いたかった」。デジュ氏は「現地と融和しない韓国のビジネスモデルは、製品の革新が継続されているうちはいいが、革新性が落ちた瞬間に問題が表面化する」と指摘している。SBSが紹介したエピソードは以下のようなものだ。
「出勤初日、突然本社の代表がフランスを訪問するという通知が来た。パリを訪問した副会長がホテルで地元幹部と食事した際、職位に応じて厳密に席次が決められた。副会長よりも先に座ったり立ったりすることは禁じられ、食べながら声をかけてはいけないなどと注意された。ある役員が携帯電話で副会長を撮影したところ、翌日、その役員を解雇しろという指示が届いた」
「1日10〜12時間仕事をした。休憩はランチ、ディナーの40分。土曜日も働いた。日曜日には情報交換と称してゴルフ。個人の生活は考えていなかった。会議で議論はほとんどなく、実績の数字だけを取り上げ、効率と結果だけを重視していた。韓国人従業員は仕事中に椅子を投げたこともある。個人の性格や感情は無視された」
「法人代表になった後、韓国で研修を受けた。終了後、真冬の氷点下12度の中で爆弾酒を飲んでパーティー。飲んでまた飲む。これが企業の最高幹部なのだろうか」
「会社の売上高が減ると、海外支社長が韓国に呼び出された。別の地域の支社長が先に会長に報告に入ったが、怒鳴り声が聞こえてきた。その時、待合室を見ると3人の従業員が水とコーヒー、頭痛薬を用意していた」
この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられていた。
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