16日、新潟県知事選の結果、米山隆一さんの勝利には様々な要因があげられると思います。
新潟県知事選において「自主投票」を決めた民進党。民進党の最も強力な支持母体は連合です。その連合新潟の主力をなす電力総連(東電など電力会社の社員の労働組合)の、「原発再稼働反対の候補は応援できない」という姿勢に左右されたことは否定できません。
結局のところ連合と民進党の存在意義は何なのかということも、この際に考えさせられたところです。なぜなら、連合新潟は「中立」ではなく、はっきりと自公推薦の森民夫候補の応援に回りました。電力総連の立場が明確に見えた選挙でした。電力総連抜きの連合、あるいは連合抜きの民進党、というのは想定できないのだということです。
現在、東京10区と福岡6区で衆院補選が行われており、どちらも野党は民進党の候補者に一本化しています。が、状況は劣勢のようです。週明けの昨日、各社が一斉に最新の世論調査の結果を発表。いずれも「東京10区は自民の若狭勝氏が安定、福岡6区は自民系で故・鳩山邦夫氏の息子・鳩山二郎氏優勢」と報じました。