2016年09月02日

台風一過、さらに次々に

 昨日9月1日は、1923年に発生した関東大震災の記憶を忘れまいと制定された「防災の日」でした。台風10号が各地で甚大な被害をもたらしました。東京や千葉、埼玉などの都市部では側溝や下水道の水が道路にあふれ、上陸した東北地方では川が氾濫、家屋の浸水も相次ぎ、宮城県の被害額は14.2億円とも言われるほどの被害が報告されています。

 1日時点で、さらに沖縄の南で発生した台風12号は、2日、南大東島の西の海上を北東に進んできているということで、安心できません。このところ我孫子も、雨水管のパイプ基準値を見直そうと適宜取り替えて、その上の雨量によって、住宅床上浸水が起きています。水害後の感染症を防ぐために市の職員が聞き取りをしながら消毒作業に向かう手はずがされています。
 
 そして、関東大震災には、忘れてはいけない「悲劇」があります。それが、震災発生直後に起こった、「朝鮮人大虐殺」です。

 これは当時、行政機関や新聞、民衆を通して「混乱に乗じて朝鮮人が井戸に毒を入れたり、放火して暴れまわったり、凶悪犯罪や暴動を起こしている」という「デマ」が広がり、多くの朝鮮人や中国人、かばった日本人までも、方言を話す日本人や、耳の不自由な日本人までが、「自警団」によって殺傷された事件です。

 当時は「警察のみならず国家の全力をあげて、治安を維持」するためとして「戒厳令」が発布されており、混乱に乗じて自由主義者や社会主義者、労働運動の指導者を暗殺する「甘粕事件」や「亀戸事件」も発生してということです。のちに、事件の収拾のため、殺傷に及んだ容疑者が割り出されて、逮捕、裁判で有罪になったという記録が我孫子の図書館にも残っていました。

 あれから90年、第二次大戦を経て平和国家となったはずの日本ですが、ヘイトスピーチで街宣活動するの排外主義者も、堂々と、在日外国人やマイノリティーに対する偏見、差別発言を繰り返して問題になっています。こうした、シュービニズム(排外主義)が広がる中で、低賃金の外国人労働者を迎え入れるようとの政策も進められています。

 身近に外国人が増えてゆく時代、税金も納めて、日本人の伴侶がいたり、子育て世代であったりというこの頃です。人々が災害時に外国人を阻害するようなことがなくなるよう、朝鮮人虐殺の苦い記憶を「教訓」として、未来を築いていくことだと思うのです。
posted by Nina at 10:12| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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