高橋恵 一般社団法人おせっかい協会会長の『笑う人には福来る』文響社に、福を呼べる人は、もともとラッキーなのではなく、幸福を呼びやすい行動を積み重ねている人」だということが書いてありました。
だから、「楽しい顔をすれば楽しいことが起きるし、よく笑う人のところには、必ず良いことが起こる」、というのです。
早い話がおせっかいの進め、それは、「見返りを求めない、立場も人種も関係ない、ただただ相手のことを思った親切な行動」です。 英語では「randome act of kindness」、ランダムに(相手や場所は関係なく)行う親切な行動と言うのだそうです。アラブ世界でいうところの喜捨でしょう。
難しくなくて、仰々しいことをするのでもありません。
つまりは、「人のために出来る何かをしてみよう」という実践です。
困っていそうな人がいれば声をかける、仕事や恋愛で悩んでいるなら誰かを紹介してあげる、美味しいものがあれば分けてあげる。もちろん、何かを元気よく声をかけて、場の雰囲気をよくしようとすることだって立派なおせっかいです。
これをしたら、喜んでくれるかもしれない。こんなことをしたら、もっと喜んでくれるかもしれない。
そんなことをワクワク考えながら、自分でできそうなことはすぐにやる。
そうしてその人がちょっとでも笑顔になってくれると、こちらの心も体も満たされていくような感覚を得られます。ふしぎと、身体が燃えてくるのを感じるようになるのです。
で、循環がよくなるのか、ちょっとくらいの体調の悪さや眠気は吹き飛んでいきます。
おせっかいを人にすすめるのは、「幸福はじっと待っていたらやってこない!」からです。
人のために何かをしてあげたいと思う気持ちから生まれた行動が人生に転機を与えてくれます。
人のために何かしてあげたい、と起こした行動が積み重なっていくと、だんだんと向こうから自分のほうにやってくる。いつか、そんな瞬間が訪れるのだと経験者がいうのですから、それをおせっかいにお知らせしなくてはと思う。
もちろん、自分がしたことのすべてが相手のためになるわけではありません。
相手に伝わらないことだってありますし、時には迷惑に思われてしまうこともあるでしょう。
しかし、それでいい!それでもいいのです。
一つひとつのことに一喜一憂せず、自分の気持ちを外に分けてあげる。
そんなことを続けていると、どこかのタイミングでおもしろいことが起きてきます。
たとえば、久しぶりに会いたいなぁと思っている人がいると、思いがけない場所でその人と出会う。
行ってみたいなぁと思っていた場所に、誰かが急に誘ってくれる。
久々に食べたいなぁと思っていたものを、誰かが差し入れしてくれる(しかも、そういうときはみんなが同じものを持ってくる!)。そんなことが頻繁に起こるようになるのです。
どんなときも心に何を思うかが大事で、人に笑顔を与えていれば、自然と幸運に恵まれるようになります、とのこと。試してみる価値大いにあり。
2016年08月27日
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