2016年08月02日

ウルフと呼ばれた力士:千代の富士

 日本の国技といわれる相撲の華やかな一時期をつくった力士だった、千代の富士・九重親方が東京都内の病院で死去した。61歳。北海道福島町出身。

 元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(35)はツイッターで「悲しい悲しいな涙が止まらない…憧れの力士、角界の神様、横綱たちの横綱よ〜〜悲しいな」「親方よ 夏にモンゴルに来てイトウ釣る約束は?悲しいな涙」(原文ママ)と悼んだ。

 日曜日のつくし野お祭りでも、町会役員の方の話に上ったのは、都知事選の結果より、千代の富士の訃報だった。人々の胸に、相撲人としては小柄な体を鍛え上げ「ウルフ」と称され、当時の相撲界をしょって立つ、見事な技を見せて、人々をうならせた頼もしい綱姿が去来したようだった。

 スポニチに寄せた、元横綱貴乃花の弔文が目にとまった。心技体を鮮やかに具現した印象に残る名横綱でだった。その一文をブログに紹介して、千代の富士を懐かしく振り返って惜しみたい。

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 時が過ぎ去るのは無常にも早いものです。入門したての私は離れた場所から横綱・千代の富士関を遠目に拝見していたのを昨日のように感じております。現役時代には胸をお借りし、鋼の肉体に額を恐る恐る当てたことも忘れていません。まだ下積み時代に横綱から“早く上に上がってこい”と激励のお言葉を賜ったことも忘れていません。

 本日、巡業初日の猛暑のなかに悲報が訪れたことは過ぎ去りし日の残酷な夏をも感じています。少年時代の夏の思い出が一気に消えたかのようで、幼い頃の童心が風に吹かれて浮遊してしまったかのようです。

 今年3月の理事長選挙の際にも、私のような若輩者に人生を懸けてお守りいただけたことは生涯の誇りとなります。九重親方と最後にお話ししたことを鮮明に覚えています。かたくなな私の心を抱きしめてくださいました。人知れずご苦労を抱えてこられた勇気。心の広い方だと改めて痛感した瞬間でした。北の湖前理事長も、九重親方も、父である初代・貴ノ花も肉眼ではそのお姿が見えなくなり、私の心は暗闇に迷い込んだかのようです。むなしく、寂しいです。

 今はご遺族に哀悼の意をささげております。その思いはこれからも何ら私の心は変わりません。 貴乃花光司
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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