2016年06月13日

消費税増税延期だけでなく、日本の未来を考えて

安倍首相が消費再増税延期を宣言し、参議院選挙で国民の声を聞くと主張しています。思い返せば、民主党政権の最後、野田首相はある意味、政権を降りる覚悟で3党合意を取りつけて財政再建への道をつけた形にしました。そして安倍首相は一昨年の12月に、この次は必ず増税をしますと言って増税延期を決断して、衆議院選挙を行って絶対的な与党勢力を形成しました。

日本国の貸借対照表BS(BS)を作ったという理系の異端の大蔵官僚OBの、“日本の財政はBS的には、全く問題がない”という主張も効いているかもしれません。実際、財務省はHPで米国債など保有資産を差し引いた国の純債務は名目GDPの1.4倍の700兆円余りと公表しています。これに対し、個人金融資産は1700兆円あります。日本がギリシャなどにはない比較的豊かな個人金融資産を保有しているのは事実です。

もちろん、プライマリーバランス(PB)を黒字にするという2020年目標の達成は難しそうです。ただ、安倍政権になって税収は14兆円増え、そのうちの半分は自然増収ですので、一般に言われているよりも、税収は伸びています。その意味で、予定通り再増税すればデフレに戻るリスクがある中、延期はやむを得ないのだと思います。今回、前言を翻しての消費再増税を2年半延期で、景気の腰折れは回避され、今後も所得税、法人税が緩やかに増え、2020年時点でPBの赤字は数兆円(現在15兆円の赤字)レベルまで改善するでしょう。

7月参議院選挙に18歳が有権者として加わります。消費再増税延期を含むアベノミクスの是非だけが前面に出ていますが、憲法改正も含まれています。安倍首相としては祖父からの宿題を抱えての政治課題です。18歳は何を基準にどう考え、投票用紙に名前を書くでしょうか。委縮気味の都の教師も多いと聞きますが、他都市ではどうなのでしょう。国会(第190回)も終了し、与野党とも選挙戦を通じ、経済政策、外交安保政策、憲法問題など、分かりやすい議論してほしいと思います。



【 参 考 】
再延期の波紋(上)「戦力外通告」の財務省
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160602/plt16060201120004-n1.html
消費増税延期は断固正しい!そのメリットをどこよりも分かりやすく解説しよう
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48779
「日本の借金1000兆円は全く問題ない」は本当か?
http://agora-web.jp/archives/1660413.html
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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