2016年05月17日

今だから「親鸞フォーラム」

世界有数の経済大国にもなった日本。戦前、そして昭和30年代ごろまでの社会とくらべたら、今の私たちは豊かな社会を謳歌しているようだが、現代の日本の子どもたちの6人に1人が貧困状況にあるという。今、私たちの社会で何が起きているのか。

 経済、雇用、賃金、貧富、教育、地域、医療、介護、福祉。「格差社会」という言葉が様々な分野で語られることが多くなってきた。戦後の経済成長の過程の中で、働く人々の生活よりも企業の利益追求が第一義となり、その結果、人間はその経済システムの歯車として、いつでも交換可能な存在として扱われるようになってしまった。さらに、徹底した合理主義による効率化と競争思考には、ますます拍車がかかり、あらゆる分野において人の序列化と階層の固定化と組織の閉鎖性を孕んだ「格差社会」となって、今日に亀裂が見え隠れする。

 今からおよそ750年前、鎌倉時代を生きた親鸞は、<選ばず、嫌わず、見捨てず>という「摂取不捨」の仏教の精神に出遇い、当時の階級(格差)社会の只中を生きていかなければならなかった多くの人々に寄り添われていた。そして、<選び、嫌い、見捨てる>ような自己中心的な在り方から離れることができない私たちに、深い痛みをもって「同朋(とも)」と呼びかけ、励まし合い、支え合う世界が開かれていくことを願われた人であった。

 有識者と仏教者の対話から生まれる言葉を手がかりとして、私たちが生きる社会のあり方を問い返し、格差を生み出す人間の深い闇と、人間が本当に安心できる確かな依りどころを聴講者とともに尋ねていく「親鸞フォーラム」が開かれる。

パネリスト
浜 矩子 氏(経済学者)
主な著書に『グローバル恐慌』(岩波新書)、『老楽国家論』(新潮社)、『国民なき経済成長 脱アホノミクスのすすめ』(角川新書)など多数。

湯浅 誠 氏(社会活動家)
東京大学法学部卒業。2008年末の年越し派遣村村長を経て、2009年より3年間内閣府参与に就任。また、内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長などを歴任。現在、法政大学現代福祉学部教授。NHK第一ラジオ「マイあさラジオ」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」等、メディアにおいても活躍。

主な著書に『反貧困』(岩波新書)<第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞>、共著に『貧困についてとことん考えてみた』(NHK出版)など多数。

木越 康 氏(大谷大学学長)
大谷大学教授、同大学学長。専攻は真宗学。
主な著書に『仏教とキリスト教の対話』(法蔵館)、『正像末和讃を読む−悲泣にはじまる仏教−』(真宗大谷派大阪教区)、共著に『キリシタンが見た真宗』(東本願寺出版)など多数。

◇コーディネーター/鶴見 晃 氏(真宗大谷派教学研究所所員)
現在、真宗大谷派(東本願寺)教学研究所所員。『書いて学ぶ親鸞のことば 和讃』(東本願寺出版など多数。
申込み方法
E-mail・電話・FAX・ハガキにてお申込みの場合は
必要事項(氏名・住所・電話番号・参加人数※1団体2名まで)を記入の上、
下記申込先にお知らせください。

〒177-0032東京都練馬区谷原1-3-7
真宗大谷派(東本願寺)真宗会館
「親鸞フォーラム」係

TEL 03-5393-0810
FAX 03-5393-0814

【申込締切】2016年5月31日(火)必着
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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