恒例のピアノ演奏会ではフルートの演奏、そしてソプラノの独唱も素敵で、今回は予約のお席で満席でした。
高須洋美さんは、ウイーン留学、音楽院を最優秀で卒業し、帰国後は演奏活動の他、後進の指導にも当たりながら地域でのイベントにも協力する我孫子で生まれ育った若手音楽家として活躍が期待されている。
千葉県はスポーツでも、こうした音楽でも、若い人材を育ててきた。
我孫子もその一角として、十分な存在感を示しているのではと思うし、そうでなくてはオカシイと思う。なぜなら、久しぶりに卒業式に来賓として呼ばれて、地元中学の卒業生の式の態度やその話す内容を聞いて、立派な育ちをしている、学校、保護者たちの宝として誇れる子供たちだと感じているうちに、目がうるんで感動してしまうほどだったからだ。
さて、文部科学省は4日、平成27年度の英語教育実施状況を公表した。全国の公立中学校の各3年生のうち、政府が掲げる目標レベルに達している生徒の割合が最も高かったのは、中学校は千葉県の52・1%だった。なかで生徒の英語力に関する都道府県別データの公表は初めて。
文科省によると、政府目標では29年度までに、卒業段階で高校生が英検準2級以上相当、中学生が英検3級以上相当の英語力を、それぞれ全体の5割が身に付けるよう求めている。だが、調査結果では目標レベルを達成した生徒の割合は全国平均で、高校が34・3%(前年度31・9%)、中学が36・6%(同34・6%)にとどまった。
一方、政府は英語教員にも英検準1級以上か、それに相当する資格の取得を求めており、29年度までの目標の割合は高校が75%、中学は50%だが、今回の調査では高校が57・3%(同55・4%)、中学は30・2%(同28・8%)だった。(我孫子の教員は準1級ほぼ達成、外国人ネイティブを早期に県内でも先駆的に市採用で導入)
初めて公表された都道府県別データで、目標をクリアした生徒数の割合が高かったのは、高校では群馬に続き千葉が45・5%▽福井42・5%。中学ではトップの千葉に、秋田48・6%▽東京47・9%−が続いた。
上位県で共通しているのは、授業が英語で行われているケースが多かったり、生徒が身に付けるべき能力を段階別に明示した指標の利用が進んでいたりするという。中高ともに好成績だった千葉県では、27年度から英検より試験時間が短い「英検IBA」の全校受験を導入。県教委は「生徒はIBAを通じて自らの英語レベルを把握することができ、さらに上を目指そうという勉強への動機付けにもつながっている」と話す。
ただ、政府目標をクリアした生徒の割合には、英検取得者だけでなく、授業の様子や学校の試験結果などで教員が独自に英検取得者に相当すると判断した生徒数も含まれ、文科省は「客観性については批判もあるが、公表の効果を優先させたい」と話している。