大綱1 観光のまちづくり
今後のまちづくりは、人口減少、少子高齢化及び地球環境問題といった社会構造の変化に対応するとともに、防災性の向上を図ることが喫緊の課題となっています。当市の人口減少は、じわじわ財政に響いてきます。5年で10億円の減になるのではとの試算が出たりもしています。そこをカバーするのが観光策ではなかと期待が寄せられるのです。
(1)手賀沼、利根川の活用
ア.水陸両用車の導入
ヨットの浮かぶ湖畔とライン下りのような川のある街我孫子はまさに都心から30-40分圏の湖水地帯のようだ。そんな環境でツインクルーズが出来るのは場所は国内唯一ではないか。そこを水陸両用車でつないだらどうだろうか。関東初の試みを謳えれば観光資源として相当な強みになる。周遊するルートをつくることも可能になる。観光策で、税収をアップしていくために、早期に調査し、検討すべきだ。
イ.市民野外ステージへの展開
ハコモノ行政は時代じゃないと言われるが、子供、市民が大きなステージで活躍する場はあって欲 しい。いつまでも、生徒たちが近隣の施設で会場を借りるばかりではなく、大人たちがそうした施設 を用意して、前にあったくらいの教育環境、文化レベルを取り戻さなくては申し訳ないだろう。
では、どうするか。市民の声を聴いてみると、野外ステージの提案が上がった。野外ステージなら災 害時には被災者の救援・救護活動の拠点としても利用できる。芝生席は憩いの場として開放できる常 になんらかの利用ができて、維持管理費も無駄が少ない。雨天も大丈夫で安く貸し出せれば、演劇、 バレエ、薪能や各種イベント、コンサート、映画等に市外、都内からも利用があり、稼働率も上げら れる。ウオーターフロントの多目的利用の希少性は都内からの利用も期待できる。自然エネルギー利 用の施設にするなどして売電、DBOやPFI方式で建設コストもかけない。我孫子の自然環境で魅力 を発信する施設にする。我孫子は、東京・品川に直通する強みが加わったので、そろそろこうした集 客施設も考える時期ではないか。
(2)観光への整備
ア.地域観光ガイド
イ.外国語表示
ウ.我孫子の魅力PR
(3)宿泊、飲食の対応
柏、流山は人口が増加に転じたが、つくばエクスプレスに投資した。柏市ではTX建設のため、平成2年度から平成16年度にかけて首都圏新都市鉄道鰍ノ97億98百万円の出資を行なっている。その他にも、2つの新駅を中心とした2地区の開発に巨額の建設費かけている。TXは国と自治体からの無利子貸付けで賄われ、資本金1850億円の90%は柏を含む沿線16自治体が出資しているが、これはJR東日本の資本金2000億円に匹敵する規模だとされる。我孫子には、既に6駅、さらに北柏駅を利用できるエリアもあるのだから、7駅が利用できる状況を整えているのである。駅利用が街に人口を呼び寄せる基盤であるとするなら、我孫子市は、マンション開発業者がしているように、毎月ごとに絶え間ない宣伝広告をするなら、住み手のニーズにこたえられる駅から近い住宅取得ができる街なので、定住者を獲得できないはずはないのだ。団塊の世代の頃から、半減している勤労層に対して、住宅の購買意欲を掻き立てるアピールをどうおこなえばいいのか、そこを研究して、PRをすれば可能性はかなりあるはずだ。宣伝と仕掛けには、住みやすさとしっかりした住環境のコンセプト、安全安心のクオリティーを選択して見極めた我孫子ならではの生活を分かりやすく訴えてある方がいい。観光政策は、我孫子の良さを伝える大事な切り口なので、十分に「我孫子の魅力発信」のため、磨きあげて頂きたい。
大綱2 安心・安全なまちづくり
(1)駅周辺の見直し
ア.我孫子駅内エレベータ
イ.東我孫子駅、他の踏切
(2)農地の保全と地元野菜
(3)クリーンセンターの今後
大綱3 我孫子の人気度と住みやすさ
(1)国際的な教育レベルへ
(2)ふるさと納税、寄付の促進