2015年09月17日

「ガバナンスって、民主主義ってなんだ」という声

 15日までに計15議席を持つ三党(「日本を元気にする会」「新党改革」「次世代の党」)が、与党との修正協議に応じて、採決に応じることで合意し、与党単独での強行採決とはならない状況となった。維新の党と与党の修正協議は決裂。維新は集団的自衛権の行使ではなく、個別的自衛権を事実上拡大する修正を求めており、維新は採決で反対する。
 
 同日の特別委は、公述人6人を招き、法案採決の前提となる中央公聴会を開いた。反対運動を展開する学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバーら野党推薦の4人が法案に反対。与党推薦の国際政治学者ら2人は賛成、しかしNHKは中継せず、16日13時から行われる地方公聴会もNHKは中継せずだ。13時に横浜で行われた地方公聴会で、終了後に会場である新横浜プリンスホテルから、議員たちを国会に向かわせないよう数百人の市民が、車道に座り込むなど「シットイン」で決死の抗議を行ったことが大きく影響しました。

 集まった市民がみな、地元・神奈川県の人たちだった。自分たちの地元で、憲法違反の戦争法案に、そしてその強行採決にお墨付きを与えてしまうなんてことをさせるわけにはいかない!と、みな口々に叫んでいました。そうした気迫が大きなうねりとなり、数百人という国会前抗議に比べたらはるかに少ない頭数にも関わらず、議員によっては1時間も立ち往生。

 デモが各地で呼びかけられ、参加する人が広がっている。組織の決め事でない普通の人の意思だった。公正な感覚が薄れている時代だと感じているのではないか。戦争に反対し、平和を求める声を、挙げ続けなければ、挙げられない時が来るのでは、と不安なのではないか。彼らはその時を狙っている。だから、声を挙げ続けなければならない。

 キング牧師は「平和は単なる戦争の不在ではない。公正さの存在が平和なのだ」と言っていた。

 口述人として国会意見陳述したSEALDsの学生代表は、「政治のことをまともに考えることが馬鹿らしいことだと思わせないでください。現在の国会の状況を冷静に把握し、今国会での成立を断念することはできないのでしょうか」と、国会の外、全国各地のデモや集会に参加する市民、できない国民の反対の声を堂々と代弁した。

15年前に小渕政権が作った長期ビジョンは「協治」を提唱した。官が民を上から一方的に治めるのでなく、双方が協同して日本を動かす。そんな理念を込めたが、一般に広がったとはいえない▼政治学者の曽根泰教(やすのり)さんによると、ガバナンスとは意思決定や経営に規律をもたせることだという。誰に権限と責任があるかを明確にし、それを監視し点検できるようにしておくこと。なるほど像が結ばれてくる▼そのガバナンス、つまり規律の喪失を示す事例が相次ぐ。メタボ健診の効果を調べるための膨大なデータのうち、最大で8割が活用されなかったという報道があった。システムの不備が原因らしい。厚労省は事態を把握しながら、手を打っていなかったという▼税金を使うことの責任をどう考えるのか。東京五輪をめぐる一連の問題でも、責任の所在の不明確さが指摘される。ガバナンスという言葉はよく使われても、内実がまだ伴っていない。
「天声人語」(2015年9月6日)より

 民主主義って、ガバナンスって、なんだ!?と声を出し、毎日に及ぶデモの人々は決して一部だとは言い切れまい。平和への想いの強い戦中、戦後世代は足元不如意でデモへ向かう事が難しいから、デモに行く人だけが想いの強い人というわけではない。

 若者の意識では、常に世の中を未来に向けて変えたいと考えるものだ、そして女性も、そう考えつつも声にしない、できないことが多かった。特に日本の政界は、女性が活躍できるのは最近になってからだ。女性は、戦時中に銃後の構え、戦後は労働力の調整の弁、見えない天井を突き抜けるのは欧米国の女性たちでしかなかった、

 野田聖子さんが国会議員になったのは今から23年前だという。「第20回 国際女性ビジネス会議」(7月26日、東京・台場)が開催された際の講演で「その頃に支援者をはじめとする周囲から言われたことは、政治の仕事は男性の仕事と言われてきた」と話した。講演の頃から総裁選に立候補を考えていたのかもしれない(推薦人が不足で断念)。自民党総裁選に女性が臨もうとしたのは、それこそ党で初めての事だった。野田さんが、このところの国会前に増え続けるデモの人々の姿をみて、人々の訴える声を聴いて、総裁選立候補に勇気を奮ったに違いない。

 以下は、その時の発言概要、憲法法案についても触れているので、ご紹介です。

「女性が(政治に)参加するためには自己犠牲を払わなくてはならない。結婚しない、子どもを産まない、育てない。生涯独身を貫き、政治と結婚しなければならないと。これが、私が初当選したときの日本の政治に対する考え方でした。今でもそれは変わっていません」

「子育てと仕事の両立というのが女性政策のキャッチコピーになってきていますが、それをそのまま男性に言いたい。男性に、家庭と仕事の両立は大丈夫ですかと問う人はいません」

 そして、話題は国会で議論が進んでいる安保法制へと展開。
「今、日本はちょうど歴史の曲がり角です。他国からの攻撃に対する抑止力ということで120時間をかけるのであれば、少子化による人口減少についても同じく120時間をかけていくべき。むしろ本当に、1日も早くこの問題に多くの人が気づき、実現することが大事。それこそが日本のMake Historyになるのではないかと思います」 率直にご自身の考えを語る野田さんに、全員が真剣なまなざしを注いでいます。さらに高齢者問題や、政府が推し進める「ゆう活」についても、「朝が子どもの世話で手がいっぱいの子育て中の人はオミットされる」と、現状の課題を述べられました。

 最後に語ったのはリーダー像で、
「これから求められるリーダーは、強いリーダーではない。自分が嫌だと思っている人たちをも受容する力、多様性が大切なんです。ここにいる皆さんが多種多様な声を聞ける、そして発信できるような素晴らしい人間として活躍できるよう、私も頑張っていきます」 20年を経てもなお、女性の活躍が難しい日本の政治の世界。会場には、安倍総理がサプライズで参加されてメッセージを述べられたが、9月総裁選を前の女性リーダーにならんとする人たちの前で、歴史をつくり続ける野田さんの言葉には共感の大きな拍手が、会場いっぱいに響き渡りました。


 女、子どもは関係ない時代ではない、10本の法律を審議を尽くしたという言葉で丸め込んでしまうのはよくない。学生たちが、女性たちが納得する、正攻法で会見するのであれば、それなりの手順を踏んで憲法の改定なりの審議すべきだ。今、国会中継を聞きながら、これを書いているが、福島瑞穂参議が終わり、山本太郎参議と委員長不信任案の賛成討論が続いて、5時前に参院特別委で賛成多数で可決した。国会前で雨のなかデモにきていた人たちから落胆の声がもれたとNHKも報道。このあとは、本会議に場所を移して、本日成立を目指すとされる。


posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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