8月初旬、既知である女子大教授から、学者としての所見を皆様と政府に明らかにし、専門家の社会的責任を果たし、また関係する諸外国の方々にもその内容を知って頂きたいと、以下の内容を添付したメールが来ていました。首相談話の内容を熟考して頂きたいと8項目を列挙し、纏められた文書は、7月半ばから署名を募っていき、結果的に8項目はほぼ網羅された内容になったのですから、改めて市民の力は無為ではなく、政府に伝える努力をすれば、聞く耳も目ももっていると言えるかもしれません。
関心もよせず、仕方がないと思うだけでは、より良い知恵は生まれません。声を出す勇気、動き出す勇気、声を掛け合う努力、皆の国として誇れる未来を作り上げるとの意思を持つことは、よりよき国を「未来の君たちに残す」伝言でもあります。
70年前の戦禍、多数の非業の死を遂げた物言わぬ人々から、私たちは「戦争をしない」、「平和」、「核兵器のない社会」など等の想いを遺言として受け取りました。今を生きる私たちが、暑い中でも、寒い時でも、正しく導くのは自分たちの意思だと表明しなくて、次の時代に伝わりません。現政権を支持をしていない人々が、国政を預かる最大与党より多いのが現状です。しかし、独裁を良しとしていない、安倍内閣であれば国民の声に耳を傾けるはずです。「民主主義とは何だ!」と学生たちが問うています。「民主主義はコレダ!」とデモに参加して、ツイートしています。岸政権の時の惨事を起こさないよう、国会の周りには警察官が多数配備されていますが、どなたも優しい表情で「気をつけてください」と事故を起こさないように、注意を払ってくれています。1960年の安保とは、明らかに違います。思い思いの手製プラカードやうちわを持った団塊の世代は多いですが、企業・組織の団体旗はほぼ見受けられません。代わって、ラップのリズムが刻まれ、高校生が混じり、子供の手を引く人、外国人の姿、学者たちまでもが、声を上げて語ります。「今の若いもんは、大したもんだ。しゃべりがウマい。英語も混じる」という、雰囲気です。
今回の女子大の署名の仕方は、非常にシンプルで協力しやすい方法でしたので、ご参考にご紹介します。
クリックしてご覧くださいましたら幸いです(署名にはカイヅニイナの名前も)。
74名の学者による声明.pdf
2015年8月10日 12:11 mari nakami :
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皆様:
猛暑が続いておりますが、その後、お元気でいらっしゃいますか?
安保法案に反対する清泉女子大有志の会のHPを立ち上げました。
次をご覧いただき、ご署名くださると幸いです。
http://rafaela-maria.wix.com/funoki
Nakami