28日の東京株式市場は続伸し、日経平均株価の終値は前日比78円88銭高の2万0551円46銭。値上がりは10営業日連続となり、これは1988年2月以来、27年ぶりのこと。終値としては2000年4月12日(2万0833円21銭)以来、15年1カ月ぶり高値をまた更新した。
終値ベースで年初来高値を連日で更新しており、IT(情報技術)バブル期の高値である平成12年4月12日の終値(2万0833円12銭)超えが視野に入ってきた。
東証1部上場企業全体の時価総額は取引時間中に一時600兆円を超えた。終値の時価総額は599兆3274億円。東証1部銘柄の騰落は、値上がり907、値下がり842と拮抗したが、東京電力、3メガバンク、トヨタ自動車など売買代金上位の銘柄はそろって値を上げた。
米国経済の持ち直しも底堅く、原油価格の回復によるシェールガス・オイルの投資底打ち、低金利と雇用・賃金増加による個人消費、住宅投資の回復と好調いある。そこで、9月にも政策金利を引き上げるとの観測の下に、ヘッジファンドがドル買い・円売りを活発化している。
夏に向けて、1ドル=125円、秋には128円ぐらいまで行くとなると・・・。海外旅行の方は、必要なドルは123円ぐらいのここらあたりで手当てしておくなどというのは、目先として良いでしょう。