2015年03月10日

戦後の日独周辺諸国の違い

 ドイツ首相・メルケル氏が来日、9日の来日講演会氏の主な発言は、「第2次世界大戦後の独仏の和解は、隣国フランスの寛容な振る舞いがなかったら可能ではなかった。ドイツもありのままを見ようという用意があった」、また 「アジア地域に存在する国境問題も、あらゆる試みを重ねて平和的な解決策を模索しなければならない」、「(ナチスドイツの)過去の総括は和解の前提になっている。和解の仕事があったからこそ、EU(欧州連合)をつくることができた」などと話した

今回の訪日は戦後70年という節目の年に実現し、首脳会談は東京電力福島第一原発事故から4年の2日前に設定された。今回の訪日に、メルケル氏が「歴史認識」「脱原発」の二つの問題提起を秘めていたと分析。

 英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)はメルケル氏の発言を「日本が第2次世界大戦をどう記憶するかの議論に介入した」と報じた。戦後和平は旧敵国フランスの「寛容な振る舞い」で可能だったとの発言にも触れ、「日本の近隣諸国にもメッセージを発した」とした。

 仏紙ルモンド(同)も「過去と向き合う。それがメルケル氏のアドバイスだ」と書いた。
この日の外務省の定例会見では、メルケル氏の発言を引用し「(戦勝国の)フランスは(敗戦国の)ドイツに一定の善意を示した。中国も日本に同様の対応はしないのか」との質問が出た。洪磊・副報道局長は「このような重要な年に、日本の政治家が正しい選択をすることを希望する」と述べるにとどめた。国際情報紙「環球時報」は10日、「隣国の寛容さがなければ(和解は)成り立たなかったが、最も重要なのはドイツが歴史に向き合ったことだ」と強調した。

 韓国の主要紙は10日付の朝刊で、メルケル氏の発言を1面で扱った。いずれも「過去の総括は和解の前提」といった部分を取りあげ、メルケル氏が日本に、過去の歴史の直視や反省を求めたと伝えた。

 東亜日報は「ドイツの経験を聞かせる方式で、安倍首相に過去の歴史を直視するよう忠告したものだ」と論評。朝鮮日報は「ドイツと日本は同じ第2次大戦の戦犯国家でありながら、それを清算する努力の面では相反する道を歩んできた」と主張した。

 韓国外交省報道官は10日の定例会見で、メルケル氏の発言について見解を問われ、「ドイツが歴史を直視する中で一貫して見せてきた反省が欧州の和解、協力、統合の土台になったことが歴史的教訓だ」と指摘。「日本が歴史を直視する勇気と過去の歴史の傷を癒やす努力を通じ、周辺国と国際社会に信頼を積み上げていくことを期待する」と述べた。
posted by Nina at 00:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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