アドラーという世界的に有名な精神科医が次のようにいっています。
「うつ病やノイローゼなどの患者は、私のいうとおりにすれば、二週間で治ってしまう。
それは、人をどうやったら喜ばせることができるか?ということを考え始めることである」
自己重要感がうまく充足されないで、その弊害が嵩じていくより、「人を喜ばそう」とする行為が秘策なのだそうです。これこそ、人間の五大本能の中でもっとも重要と思われる自己重要感を高めるための最高の技術(敢えて技術といいます)だといっても過言ではない。
他人の顔に喜びの微笑を浮かべることができれば、あなたの顔にも微笑が浮かぶことでしょう。
そして、あなたの心身はより一層若やぐであろうことは疑いありません。
すなわち、長生きのための最高の秘訣がここに示されているのであります。
自分の自己重要感が高い人は、人の自己重要感も高めることができる。
自己重要感の高い人は、人から感謝の言葉をもらっている人、愛情やあたたかい言葉をたくさんもらっている人。ボランティアなどで「人を喜ばそう」とするからこそ、人から感謝や、愛やあたたかい言葉をもらうことができるのだというものです。
『君の霊格を高めよ』竹井出版