新聞や雑誌に限らず、テレビで流れるこのところニュースは嫌なニュースが多い。
以前、アメリカのジャーナリストが行った調査によると、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストをはじめとするアメリカの新聞のおよそ8割はマイナスの情報だとのことだ。
こうしたマイナスの情報に満ちた環境の中で暮らしていたらどうなるか。
マイナスの情報が他者暗示という形となって、その人の心にどんどんインプットされる。しかし、よく考えてみれば、暗いニュースが多いのは、本当は暗くない話題、明るい情報が大半だということでもあるのだ。
事件があった、ということは、それ以外のところでは起きていない、ということになるわけです。
事件が起きていないところはニュースにはならない。
こうした重苦しい気分になったときに、それを相殺、もしくはプラスのエネルギーに転じさせるためには、
にこっとする事をいつも思い出す習慣をつけておくのが良いのだそうです。
小さな写真であれば、定期入れなどに入れて、通勤電車の中やどこかで人と待ち合わせているちょっとした空き時間に眺めるのもいいでしょう。花や新緑を見るとすがすがしくなるのもそのせいです。
いい絵や写真を貼っておくのは、精神的に優れた効果につながるわけです。
いずれにしても、自分の願望に関係する写真や絵を手元に置いて、いつもそれを眺めるようにすれば、イメージの世界で自分が本当にそうなったかのような体験をすることができます。
そうなれば、快適で楽しい気分にもなれます。心が明るくなり、プラスのエネルギーが宿るのです。
参照:
植西聡 『運気をつかんで離さない人の習慣』徳間書店