喜ばれるように伝える、重要なポイントがあると小林正観さんはいいます。
*『笑顔で光って輝いて』(実業之日本社)の著者
相手に投げかけるものの優先順位としていちばん重要なのは、「お金をかけない」というのです。
温かい笑顔で迎えたり、優しく接する、居心地のいいようにきれいに掃除することが、人間関係において、いちばん喜ばれます。この態度は、観光の真だということです。
その人の態度、生き方、笑顔がとても重要なのです。
それをやらずに、お金をかけて外壁を塗り替えたり、リフォームして喜ばれようとしても、お客様は増えません。そんなものがなくても 笑顔、優しさ、温かな応対など、が心底だいじなのです。
まずお金をかけないでできることをやっていく、それが出来てないのであれば、観光客は魅力を感じません。
それがある程度できるような街であれば、次は戦略も考え、その為にお金をかけて、変えていくのも必要になるのです。
お釈迦様の教えに「無財の七施」というものがあるそうです。
これは、財産がなくてもすべての人ができるものです。
優しいまなざし (眼施・がんせ)
思いやりある言葉 (眼辞施・がんじせ)
温かい笑顔 (顔施・がんせ)
感謝の心で人に接する (心施・しんせ)
手足を使い人のために汗を流す (身施・しんせ)
席や場所を譲る (床座施・しょうざせ)
一夜の宿を提供する (房舎施・ぼうじゃせ)
このように、お金をかけずに体で示せる行為がいちばん喜ばれます。
お金や物を使って喜ばれるのは、第二、第三の順位なのです。
酸素、空気、水のように、生きていくうえで必要なものはすべて無料です。
人生の中になくてはならないもの、重要なものほど、お金を使って得るのではありません。
お金を使わずに相手に、お礼をしようとしたり、喜んでもらおうとするのは易しくない。
お金で解決するほうが、考えなくてもすみ、簡単だが、お金を使わないで人に喜んでもらおうとすると、実のところ手間がかかったり、工夫とセンスも、そして努力が必要となる。
「笑顔」一つとっても、それを、誰に対しても、いつも、実行するのは難しい。
「無財の七施」、ですから「手賀七策」もそんな願いも込めてます。
思いやり、笑顔、感謝、そして人のために動く(働く)こと。
人に喜ばれるような生き方をしてきた人が多いなら、その街の魅力は発揮できる。
そう思う人が多いと感じる街だから、より輝いて、そのことを発信し、多くの人が来てみたい街にしたいです。みなさまは、どう考えられるでしょうか、お教えください!
海津にいな Tel/Fax 04-7184-9828
(お金をかけてないため、電話番がいないことがありますが、留守電対応してます)