今回、約4700種のウイスキーを試飲したという専門家で著者のジム・マーリー氏は山崎のウイスキーを「ほとんど言葉にできない非凡さ」と絶賛する。本場スコットランド産が上位5位にランクインできなかったことについて、「日本など海外産の高品質のウイスキーは、本場スコットランドのウイスキー業界にとって警鐘となるだろう」と話した。英デーリー・メール紙は「(本場)スコットランドにとって屈辱」という言葉で、地元に衝撃を伝えた。
ところで、このジャパニーズウイスキーづくりの源流をつくったNHK朝ドラの主人口・マッサンはスコットランドに留学した。その時に出会った女性・エリーと結婚した。その二人を強く結びつけるきっかけになったのが、クリスマスパーティで欠かせない伝統的な「クリスマス・プディング」というデザート。これは日本人が想像するいわゆる「プリン」ではなく、小麦粉やパン粉、牛脂、卵、砂糖、ドライフルーツなどを混ぜ合わせて焼き上げた「イギリス風のしっとりクリスマスケーキ」だ。
スコットランドではこの「クリスマス・プディング」に、幸福の銀貨といわれる「6ペンス銀貨」(1967年に製造中止)「裁縫の指ぬき」「指輪」などを忍ばせて焼き、それぞれを引き当てた人は幸福になれる(それぞれ、「硬貨」はお金持ちに、「指ぬき」は幸福な人生に、「指輪」は良い結婚ができるという願いがこめられている)たちょっとしたゲームがあります。
クリスマスパーティで出されたクリスマス・プディングの中から、運命の二人が、「6ペンス銀貨」、「指ぬき」をみつけると将来の結婚の暗示を受けます。事実、ドラマのモデルとなった竹鶴政孝とリタはこの「運命のプディング」によって、どんな困難にあっても生涯の変わらぬ愛を貫くカップルになり、占いの通りに事業にも大成功したのだった。
これも、ひとつの『ちきゅうTALK』、日本と世界の融合による幸福な発展、なかなかいい話だ。地球サイズに考えて、そして少しずつでも、前進してみよう!良かったら、『ちきゅうTALK』を読んでみてください。我孫子の図書館にて貸出できますよ (*^_^*)
参照:
朝日デジタル 2014年11月4日