「ビジネスの新陳代謝が激しいシリコンバレーで、成功のための黄金律が発見された。それは、思い悩んでグズグズといつまでも事業を始めずにいるよりも、とりあえず始めてから方向修正や改善を積み重ねていったほうが、早く成功に結びつく、という成功哲学だ」とエリック・リースは言っている。また、別の人は、「幸運強運というものは、そう思い続け、そう言い続けることで獲得できるものではないのだろうか」ということだ。言い続け、思い続けることで、実際にどんどんまわりの人が見て「運が強い。運がいい。強い運だ」というような人になっていくのではないかというものだ。最初から完璧を目指してしまう人は、新しいことを始めるのを躊躇してしまうことが多い。 やりたい事を見つけたらやってみる、失敗するかもしれないが運が良ければ、ウマくいく。その決断ができるかどうかのせめぎ合い。
たしかに、準備が整うのを待っていたら好機を逸してしまう。とにかく、自分を信じて決める、そして動き出すということ、やらないなら失敗はないが、ウマくいくための戦略をつくり、周りを少しずつ感化して協力を得られれば、道が開ける可能性が生じる。そして、そののちに改善や修正していく。「たとえ失敗したとしても、完全な失敗に終わるということはまずありえない」ともいっている。
どんな失敗の中にも、必ず得るものは隠されている。それでは、未来にむけて日本は、千葉は、我孫子はどうするか、まずは2020年をターゲットに走り出してみてはとおっしゃっていた。ご自身は胃の手術をされて半年だと言うのに、フレンチのコースもワインもいつもと変わりなく堪能されて、こちらが驚いた80歳だった。それが世界に冠たる日本の職人技術の基をなした江戸時代を築いたお家を継承される知恵かなとも思えてきた。
帰り際に「東京物語」というロシア語の分厚い本を渡されて、ロシア人の日本観光の内容だというが、私の知人が翻訳に携わっているのだった。偶然というか、知り合いの知り合いが、私の知り合いというまさに不思議な『ちきゅうTALK』だった。皆さまもご興味がありましたら、国際理解のミニコミ誌『ちきゅうTALK』を25周年記念にお読みください。ご連絡をいただければ、お届けいたします!!!
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