2014年「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)が毎年調査公開している家計の金融行動に関する世論調査の公開データによると、金融資産を持たない世帯、夫婦世帯は3割強・単身は4割近く(2014年)(最新)】。最近は金融資産を持たない世帯がわずかだが増える傾向にある。
金融資産を保有していない世帯は38.9%と4割に迫る勢いで、2013年と比較して1.7ポイント増加しています。2人以上世帯では金融資産保有額は2013年より増加、金融資産を保有していない世帯は減少となったことを考えると、単身世帯にとってはかなり厳しい1年であったことがうかがえます。
ただし金融資産の構成比を見ると、郵便貯金を含む預貯金は45.7%と最も高かったのですが、2013年と比較すると1.5ポイントの減少した反面、債券、株式、投資信託は30.2%と、前年よりも1.5ポイント増加しています。積極的に投資を行った状況も、2人以上世帯とは反対の動きとなったようです。
NISA(少額投資非課税制度)を保有している世帯の平均保有額は、63万円と2人以上世帯のほぼ半分ですが、NISA口座を保有している世帯は2人以上世帯の2倍以上あります。ここでも、単身世帯の方が積極的に投資を行っていることがうかがえます。
出典:
All About マネー
http://allabout.co.jp/gm/gc/448766/