2014年10月27日

幸福になる秘訣は笑顔にありという実験

月曜日をブルーマンデーということがある。休みあけの憂鬱な月曜日というところだ。
それでは楽しくするには、どうすればいいか・・・笑ってみると楽しくなるのだとの実験があるのだそう。楽しいから笑うのだけれど、これを利用して、笑ってみると楽しい気になるのだと実証もされている。笑うと、必ず「副交感神経」が優位な状態になっていて、笑いには血糖値の上昇を抑えて動脈硬化を防いだり、血圧の上昇を防いで脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果になる。さらに、笑うとガンやウイルスと闘うインターフェロンというタンパク質が増える。そのため、免疫力が高まり、風邪をひきにくくなって、ガンのリスクも減るとのおまけまでついてくるのだという。

更に、この効果を増幅するのに一番いいのは、おしゃべりしたり、お笑いや笑点をテレビで見たりして、心から思いっきり笑うことだ。しかも最近では、意識的に笑顔を作るだけでも、ポジティブな感情が高まることがわかってきた。 世の中には面白い研究を考えつく人がいるもので、被験者に笑った表情を作ってもらい、その状態でマンガを読み、面白さに得点をつけてもらうという実験をした人がいる。なんと、同じマンガを読んでも、笑った表情で読んだときのほうが高得点がついた。つまり、笑顔は楽しいときに生まれる表情というだけでなく、楽しさを増幅させる力もあることがわかったのだ。

人間は、進化の過程で、どんな表情がどの程度の危険を知らせるものか、どの程度の安全を伝えるものかを学んでDNAに蓄積してきたということだ。その結果、笑顔は最大級の安全だということを、見る者も、脳も学んでいった。そのため、笑顔の表情が作られると、その筋肉の動きが再び脳にフィードバックされて、「楽しい」という情動を感じる部分が刺激され、楽しいという情動が生まれる。すると、その信号が再び筋肉に伝わって、笑顔の表情筋がさらに動かされる。こうして、笑顔はどんどん増幅されていくというわけだ。

 ところで、異常な恐怖を感じたとき、なぜか笑ってしまったという経験はないだろうか。これは、笑顔には肉体的・精神的な痛みやストレスを緩和する働きがあるためだと言われている。ネガティブな気持ちのときほど、作為的に笑顔を作ってでも笑うようにしよう、すると緩和できるのだ。

楽しいときは、大口をあけて大きな表情で笑ってしまおう。そのほうが幸福度も高まるし、ストレス解消にも、健康にもいいのだ。

『悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ』(ウィリアム・ジェームズ&カール・ランゲ)という有名な心理学の言葉がある。これは逆にいえば、「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」ということでもある。 笑えば、「面白く」なり、「楽しく」なり、「幸せ」になる。ウソでもいいから、ニッコリと笑ってみる。 「笑う門には福来る」 笑顔は幸せを運んでくる。


参照:
坪田 一男(慶應義塾大学医学部教授)
『ごきげんな人は10年長生きできる』文芸春秋
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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