2014年10月15日

食欲の秋に、地球サイズで健康長寿を見てみると

世界保健統計2014によると、最も長寿の国は日本で男女平均が84歳。2位以下は、アンドラ、オーストラリア、イタリア、サンマリノ、シンガポール、スイスが続きます。 男女別では、最も寿命が長い国は男性がサンマリノで82歳、女性が日本で87歳。そして、日本の男性は平均寿命80歳で、カナダなどとともに5位(同順位)なのです。

 気になるのは、寿命の男女差です。日本の女性は2位スペインの85.1歳を2歳も引き離していても、男性は5位の80歳で、日本人男女の寿命差は、2000年以降、ほぼ7歳差で変わりません。一方で、アイスランドは3歳差(女性84歳、男性81歳)、ノルウェー、スウェーデンが4歳差(いずれも84歳、80歳)。フィンランドは6歳差(84歳、78歳)。

◆北欧との違いは
つまり「男女格差が少ない」とされたアイスランド、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン各国の24歳〜54歳就業率は80%を超え、日本女性の就業率は69.2%との違いが見られます。その傾向は過去10年以上変わっていません。北欧諸国は、いずれも2012年度のジェンダーギャップ調査で上位を占めてきています。誰が言い出したのか、「亭主元気で外がいい」とのはやり言葉も、結果的にジェンダーギャップを作り、男女の寿命に差をもたらしているだけでは、つまりません。

長寿社会で大きな課題は、自律的な生活ができない高齢者を作らないことです。実のところ、平均寿命と健康寿命の差で男性では10年ですが、女性は男性よりも長生きが高じて非自律的な時期が12年です。日本に住む100歳以上の高齢者は5万4397人(2013年9月15日現在、厚生労働省発表)。うち87.5%超を占めているのが女性で4万7606人です。女性は男性よりも長寿、更に伴侶の男性よりも年下であるということは、核家族の場合に、夫と死別後の支援が必要な時期をどう過ごすか、新たな女性問題とも言えます。

かつては、同居の嫁と娘たちがその手となり足となり、ある意味では結婚した女性たちは家庭婦人であったお蔭で、介護や育児のためのほぼ無料の専属要員でした。女性たちは若くして出産し、平均的な子供の数も今より3-4倍は多かったということです。しかしながら、核家族化して主婦一人で舅姑を看取る状況にもなり、「介護地獄」などとため息まじりの言葉もささやかれました。男性は、教育面でも優遇されてきた分、情報や資産をより有していたともいえます。この点を社会が解消しようとの政策に反映されて、日本は介護保険に踏み切ったものの、すでに財政の荷重、福祉格差とも言われる事情をもどう見直すかが急務になっているというのです。

◆老後対策へ
少子高齢化によって年金減額、介護施設不足などの状況を幸せに生きぬくために「老後対策」を個々人で考えおく必要がありそうです。近々、こうした事を身近な問題から捉えてみたいと思い、ミニサロンを考えてみたいと思っています。

社会の変化、女性の生き方の変化、長寿世界一の日本で、若干男性は第5位にとどまるとは言え、高齢者が晩年を自律的に楽しく生きぬけるよう、健康意識が極めて重要だと改めて気づかされます。国内の先進例に目を向けてみますと、全国主要都市20市別に行った最近の調査では、静岡県の浜松市が健康寿命な期間が長い日本一でした。浜松市は男性72・98歳、女性75・94歳の時点でも平均的に健康を維持しています。最下位は大阪市の男性68・15歳、堺市の女性71・86歳でした。浜松市の場合は最短の健康寿命に対し実に5年も長いのです。

また、いわゆる平均寿命では、長野県がここ数年1位です。男性80.9歳、女性87.2歳です。長野県はその理由として就業率が女性4位、男性5位、中でも65歳以上の男性の就業率が全国1位(いずれも2007年)の特徴をあげ、ピンピンコロリなどの言葉を発明した意識とも結びついた結果を示しているということです。他にも女性の野菜摂取量が全国1位(同)、男性の習慣喫煙率が全国で44位(06年、10年)、と「健康に対する意識の高さ」も特徴的だったとしています。

長野の野菜は冬の冷え込みが厳しいだけでなく、一日単位で見ても、昼夜の温度差がかなりあります。これが、野菜などの植物を強くしているということです。過酷な環境で栽培された植物ほど、抗酸化作用や免疫力を高める栄養素・フィトケミカルをより多く含んでいます。代表的なものには、ポリフェノールやカロテンなど。つまり、厳しい環境で育った野菜のほうが栄養価が高いからです。自給自足できるほどに家庭で野菜を育てており、ちなみに、長野ではファーストフード店もコンビニも非常に少ない。需要がないからだ。

◆ぴんぴんころり
1983年、長野県が日本体育学会で「ピンピンコロリ (PPK) 運動について」と題し発表したのが始まり。病気せず、元気に長生きし、コロリと死のうという意味の標語、略してPPKとも言う。長野県は男性の平均寿命が1位をキープしていることもあいまって、この運動の普及に力を入れている。始まりは、1980年、長野県下伊那郡高森町で、北沢豊治が健康長寿体操を考案したことや、2003年には県内でも有数の長寿を誇る佐久市には「ぴんころ地蔵」が建立されて、他県にない健康意識のほどがうかがえます。

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Photo:Wikipedia

また、ロンドン大学の研究でも野菜果物を毎日5品目とると死亡率が16%下がるということが明らかになっています。どうも、毎日の野菜や果物の選び方、摂取量にも健康長寿の秘訣が見られそうです。低農薬、エコ野菜を推進する直販所を設けている我孫子市、しかも、市民は健診にも積極的に参加して、市民活動も県内有数に活発だと言われる当市ですから、県内長寿ランキングで男性最上位(我孫子市の80.8才)であるのも頷けます。高齢者の就業率、公民館数、博物館数、ボランティア参加率、旅行・行楽に行く人の割合だ。長野ではすべて10位以内に入っている。

◆長野の例
長野県の医療を推進してきた一人である白澤医師は「毎日変化のある生活を送り、感動したりときめいたりすることで脳は若返ります。生きがいが意欲や好奇心の源になって、精神的にも明るくなっていくのですが、高齢者の場合はとくに『日々何かすることがある』という状況そのものが、いつまでも健康でいられる秘訣なんです」という。

そして、幸いにも我孫子市は千葉県内で長寿1位との統計結果があり、長野県に接近するほどなのです。なるほど、当市は女性の議員を多数輩出したことも分かるように、男女共同参画を喜んで受け入れらる頭の柔軟さな男性が多く、社会活動にも積極提起するような男性、両者が長生する地域社会、北欧並みに近いのかもしれないです。


◆各主要都市の統計もあり

平均寿命と健康寿命との差
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_02.pdf
病気知らずの体をつくる5つの最強野菜
http://irorio.jp/asteroid-b-612/20140826/157786/
最強の野菜は何?栄養素密度ランキングで1位に輝いたのは「クレソン」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52168562.html
いつもの食材に置き換えるべき健康的な食べ物6選
http://irorio.jp/manamisgmt/20140611/138705/
健康寿命、浜松市が1位
http://digital.asahi.com/articles/ASG5R56TQG5RULBJ00M.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG5R56TQG5RULBJ00M
長野県が平均寿命1位の要因
http://digital.asahi.com/articles/ASG525QFMG52UOOB00R.html?_requesturl=articles%2FASG525QFMG52UOOB00R.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG525QFMG52UOOB00R
気になる長寿の男女差
http://thepage.jp/detail/20140614-00000002-wordleaf?page=1
世界の男女平均寿命比較
http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_2014_life_expectancy.php
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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