2014年08月25日

アクアラインの値下げ効果は?

夏休みなので房総の旅に行ってきました。そして、アウトレットの話題の木更津にも寄って、帰りはアクアラインを通ってきました。

この無用の長物のようになりかかった海の橋は、総工費は約1兆4,409億円と莫大な予算がつぎ込まれて、採算が見合わないわずかな利用しかありませんでした。推定交通量を実際の利用が大幅に下回り、財政の無駄使いの代名詞との批判がある。これは料金が非常に高いために利用しにくかったと言われ、数回の料金改定を経て普通車料金で開通当時は4,000円の通行料金は3,000円となる(アクアライン開通前は普通車料金で5,000円を予定していた)。つまり、もともとの推定交通量の見通しがでたらめだったという指摘の通りになってきていたのだ。ただし、森田知事となってからは社会実験と称して国から助成をうけることになったからだった。

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 我孫子の将来を考えてみると、千葉県をよく知っておくことは不可欠です。財政再建団体にもなる恐れを抱えていったのは、膨大な不良債権でしょうが、それは民間企業と県財政の政治の闇が産んだところによると思われます。しかも、幸か不幸か、バブリーな時代によって、夕張市の破たんが起きるまで、そうしたことに市民感覚はついていかなかったし、まして県民意識はさらに県庁に遠い千葉東葛住民は疎い状況があった。

 その不良財政のツケをバケツどころか巨大コンテナで積み増してきたのが東京湾アクアライン道路だった。そこで、森田知事のツルの一声で、2009年からの社会実験による引き下げが行われ、ET利用による値下げで交通量を増やす試みがなされるようになった。2012年度は4月に開業した三井アウトレットパーク 木更津も開設されて、この夏には首都圏最大の店舗数との呼び声で客寄せすることになった。よって、開通前の2008年度全日比で、1.5倍〜約1.8倍(2005年度道路交通センサス平日24時間交通量比では約3倍)と通行量が増大した。
 その嬉しくない渋滞さえも、とんとなかったアクアラインに、ようやくの活気の産声に見立てられるのかとも思えた。近年には週末・休日の夕方に上り線川崎浮島JCTからアクア連絡道の木更津JCTまで全線に亘る渋滞が頻繁に発生するようになった。休日の日中は海ほたるPAへの入庫待ちのために分岐手前付近で渋滞を起こす事もある。しかし、問題はその程度では解決には繋がりそうもないのだ。台数の増加による収入によっても値下げ分を補填できていない。結果として社会実験前よりも減収となっている(台数の増加が値下げ分を補填できていない)。更にいえば、アクアラインを利用するタクシーが増加する一方で、競合する東京湾フェリーの輸送台数が2008年度に比べて約3割減少したり、特急さざなみ・わかしお利用者が木更津・茂原以南で減少する(後のダイヤ改正で区間短縮や本数削減)といった影響があらわれている。

 こういう話に目を耳を凝らす市民(県民)は今まで派生しなかった。企業の側で踊っていた団塊の世代は市民税、固定資産税を天引きで払う側であって、年金の破たんなども夢々考えたりすることもなかった、拡大の世代だった。よく考えるより、先に行く方策をもてるかどうか、それによって解決していくのだと考える生活習慣できていた。しかし、国民年金、地方財政、企業年金までも危うくなってみてみると、コスト対効果をしっかり見据え、つまらない建設、投資を抑制しなくてはいけないと反省しないといけない。

てなことで、アクアラインを800円で通行してきました。いずれ、最低でも2-3倍に値上げをしなくては、かえって財政負担を増すだけでしょう。千葉の皆さまは特に要注意、政治のお任せは千葉に住んで千葉知らずでよろしくありません。特に女性県民の皆さん、県議会には0.8%しか女性県議がいないのです、細やかな目配り、地に足をつけた生活の見直しをする視点が欠けていますから、よくよくウオッチしてくださいね。







posted by Nina at 09:19| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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