2014年06月09日

STAP論文の先行き、曇りのち雨

 新型万能細胞とされる「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で、理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーが、論文2本のうち主要な1本の撤回に同意したことが4日、分かった。補足的な1本はすでに撤回に同意しており、掲載した英科学誌ネイチャーが2本の取り下げを認めれば、STAP細胞の研究成果は白紙に戻る。

理研によると小保方氏は3日、主要論文の撤回に同意する旨を記し署名押印した文書を、共著者の一人で理研の検証実験を主導している丹羽仁史・プロジェクトリーダーに提出した。関係者によると、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授も撤回に同意した。小保方氏の弁護士は、同氏が一転して撤回に同意した背景について「理研の検証実験に参加するため、応じざるを得なかった」と説明した。主要論文はSTAP細胞の作製法や万能性を記述したもので、理研の調査委員会が小保方氏による不正を認定していた。
 
 今回の撤回は細胞の存否に関わる研究の根幹部分、共著者または責任著者の全員の同意が必要。理研は共著者8人に撤回勧告したが、ともに責任著者である小保方氏とバカンティ氏が反対していた。

 補足論文はすでに小保方氏、理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長、若山照彦山梨大教授の責任著者3人が、ネイチャー誌に取り下げを申請している。

 論理を構築する過程の学会倫理が優先されるのは、当然の道理ではある。小保方氏は、巨大研究組織の理研の中で、いよいよの責任を追及とSTAPの存在を証拠立てて見せられるか、大詰めになっている。再現実験に協力して、証拠を積み重ね、研究者としての道を閉ざされずに進んでいけるような成果が見られるように祈りたい。

 
posted by Nina at 09:59| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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