2014年06月02日

戦後の歴史と政治

 手堅く平和を主張するために  Q&A

▲それは、憲法9条を金科玉条のようにしていれば、保てることなのでしょうか▲

不安なお気持ちを持たれるのは分かりますが、9条を変えて、いつでも北朝鮮に反撃できる体制を整えることは、そのまま北朝鮮にミサイル発射の口実を与えることになるでしょう。

9条を変えて、韓国、中国のように自由に徴兵できるようにしておきたい勢力もあるのですが、戦後のやむにやまれぬ事情から米国の傘下に組みいれられている現在の守備体制を今しばらく利用していくほうが得策だとの考えが大方の意識だと思います。あまり、いじらない急変させないファジー(あいまい)な日本で、21世紀をとにかく平和裏に賢明に過ごす。

主力部隊に編制させることが出来ない自衛隊を海外派兵せずに済んでいるのも、9条のおかげです。
幕藩体制が崩れて、日本は欧米列強の植民地とならなかったものの、かえって第二次大戦の惨禍を引き起こした。

一方で、植民地となった中国、インドなどは、いまや世界の注目を集める経済大国となり、世界史に名を刻む大物政治家が輩出しています。それに反して、日本は国家を代表する首相、閣僚が、ころころ変わり続けて、官僚のペイパーを棒読みしていた時代が長くて、世界の桧舞台で、堂々としているようにはとても見えませんでした。

戦後、日本人が戦争をしないと決意したことは、米国に強制させられての事ばかりではなくて、吉田首相を含め、一億が心底そう思い、将来に亘って、その努力をし続けると、国の内外に誓ったのは間違いないです。

日本が普通の戦争ができる国に戻ってしまったら、世界の模範となるべき日本の貴重な精神が翳ってしまいます。今、ノーベル賞にもノミネートされている9条を掲げた日本国民が、国際社会を平和に向かって機能させることは、政治家に決めてもらわなくても国民の努力次第で可能ですし、そうする心意気を示すのが21世紀の「今でしょ!」。

ですから、日本は、もっともっと、国際社会の中で努力して、叡智を働かせて、自分たちの主張を高めていくべきです。したたかに国際社会で自分の主張が出来ない国はこれからはダメになります。インドや中国の政治家のように堂々と国際社会で、何語でもよい、渡り合え、交渉をしていける日本になるべきです。

人口、面積ともに強大なこれらの国々と手を結び、アジアの主張をする。
かつて、岡倉天心が唱導したように、Asia is oneなのです。
柳宗悦が起草したように、美の国・日本なのです。戦に強い国など他に任せておけばいい。
21世紀にジャパンアズナンバーワンであるには平和国家としての基礎を持ち続けることではないでしょうか。

▲日本は今までだって、国際貢献をしています。中国にも大きなODAを差し出してきました。▲

ODAはこれまで、拠出出来る国が拠出したのであって、日本だけではありません。
ODAによって相手国の経済力を上げていく、教育の機会を与えてゆくことで世界全体の政治と経済の底上げをしてきました。日本や先進国だけで富をわけあうのでなくて、全体の富を分ける。既にBRICsの発展は目覚ましくて、当然のように日本も影響を受けていますが、真の理解をもたらすことへの可能性を広げたではないでしょうか。先進国だけがおいしい思いをすることは今後は許されないでしょう。緒方貞子さんの真摯な活動ぶりは世界中で高い評価を得ています。日本の女性は、ナデシコのように、やはり凄いと思います。

富を分け、地球環境の保全への努力をする。子女教育を全てに与えられるようにすることです。地球が破壊されないように、和を重んじながら、嘉納治五郎や柳宗悦が唱えたように、利他行を続けてゆくのです。

▲ですが、北朝鮮は核弾頭ミサイルをつくり、韓国との併合を狙い、中国は年二ケタ台で軍事費を増強しています。ちなみの日本の軍事費は減少傾向で現在、世界第5位に・・・。拉致問題も、解決につながっていません。 非常識な振る舞いをする国に良識が通じるのでしょうか。▲

拉致されたことが分かって取り返せないのですが、慎重に対処して恵さんが無事に帰国できるようにしたいです。蓮池さんらが帰ってきたことは何一つ解決していない訳ではないです。自国のことは自国で守ろうとする、堂々とした日本人がほしいと考えるかも知れませんがそもそぼ資源を他国に依存しなくてはならないのが日本の定めです。
長期的な国益のために、風にそよぐ葦のような柔軟な気高い小国としての外交戦略が求められているのです。
何万と言う朝鮮人を強制移住させて炭鉱などで強制労働させたこと、従軍慰安婦は明らかです。しかし、最近では独立後のベトナム戦争参戦時に韓国は自らも従軍慰安婦を配置した事が問題にもなっています。本当は戦争が人権無視を行い、それは国境がないと言うことを韓国国民を理解してくるようです。
法律に基づき、世論に訴えながら、世の中を変えるように頑張れば、教育を受けている人たちが多い、日韓です、自ず歴史的な因縁も解決の努力もわかるものです。

▲みんなが日本人のような善人ばかりではないでしょう・・。お人よしの自分たちを基準に物事を考えているような印象が強いです。▲

パレスチナ・イスラエルやイラン・イラク、ロシア・クリミアのような実弾で攻撃を受ける可能性が加わります。中国も強大な国で、インドも国境問題で常に国境線が緊張状態です。さらに、ロシアは核兵器保有国、北朝鮮は異常な政治体制です。9条を変えて派兵出来るような国になるということをするのは、イギリスのような隣国関係ならともかく、火に油を注ぐことです。9条を金貨玉条で守るだけではなく、実のところ、すでに日本はプルトニウムも大量に保有、そして核開発の能力も持っています。実際は核抜きなどにはならず、アメリカは何でも持ち込んでいる、腹芸でやり過ごしているのかもしれない??

国外には世界中に基地をもち、国内でも個人が銃を保持でき、誰か入ってきたらすぐに撃てるアメリカのような国に、あえて日本を急変させるようなことはすべきでないと思うのです。
日本はお人よしのお馬鹿さんではないです。2000年も生き抜いた歴史、刀狩をして、鎖国をして、開国後は植民地を持ち、結果的には被爆国になって、恒久平和を求める国、本来の和の国にたち戻った歴史をつくってきました。

▲ 明治政府が努めなければ、日本は欧米列強の植民地となっていたでしょう。
幕末・明治の要人たちは、外国の様子を知り、その脅威から、日本を強くしたのではないでしょうか。有色人種で、おそらく、植民地化されなかったのは日本だけではないでしょうか。▲

誰もが認めるように、明治政府が賢く振舞ったのは、日清日露戦争までです、そのあと米国を敵にして闘うなどと言う愚かな選択肢を選びました。

当時すでに、エンパイア・ステートビルがあった国です。日本は原爆だけでなく、主だった軍事都市が絨毯爆撃されて壊滅状態になりました。精神論で国民に自決を求めたりした不見識な大日本帝国という国でした。
歴史に学び、だからこそ、日本が世界で堂々と主張できる憲法9条を全面的に主張し、利用していくべきと、先人たちが残してくれているのです。
日本人としてのアイデンティをどう確立するには、9条を軸足にした、したたかな外交戦略が不可欠なのです。

▲日本がいつも悪くて、欧米列強は正しく、他のアジアの諸国は日本の被害者のような認識は、 戦後の刷り込みです。▲

米国は戦後占領政策のために日本研究をし尽くしていました。良く知られるルース・ベネディクトの「菊と刀」は、占領政策の為に戦争中に強制収容した日系米人にたいして調査研究を進めていました。それ一冊を読むだけで、冷静な科学的な戦略をもって国力の差を見せつけます。人種の能力の差ではなくて、物量と社会
体制の差でしょう。War Guilt Information Programをして、日本人に報復感情を持たないような占領政策をしいていたそうです。戦中から、戦後の事を見越して、日本を科学的に徹底調査していました。しかも、米兵は3カ月ごとに前線の兵を交代させていたのに対して、日本は死ぬか、もしくは戦争が終わるまで帰還させてもらえなかった。人権などそっちのけの日本は、精神論という人間の生理をも無視した甘えの構造です。

考えてみれば、戦争に行かなかった年長者や女はずるいです。戦場を知らないくせに、生き残って帰ってきた兵隊に「お前たちが、しっかり戦ってこないから負けたんだ。敗残兵め!命が惜しくて死ねなかったのか!」と言う具合にバカにしたそうです。そういう帰還兵はPTSDになるのですが、そんな悠長なことは誰も気にしてくれない時代でした。彼らは、山のような戦友の屍を見ながら、死ぬか死なないかは運命のなせる技で日々をしのぐ。勇敢か否かではない。それで、戦後も砲撃の音や死体のうずたかい戦地の悪夢に悩まされ続ける、悩み続けるのです。私の父がそういう地獄を見て帰国、悩みを抱え人間不信に陥り、晩年もけして幸せではなっかった。しかし、もう戦後生まれの人間が多くなり、お構いなしに歴史を知らないでいられます。

そういう体験をした日本人が、戦争はもうこりごりだと身にしみて憲法にまで戒めたはずなのに、実体験もない戦後の日本人が、平気で再軍備を論じ、核武装まで口にするのでは、100万の若者の死は何だったのか、死者が悔やむでしょう。

21世紀は、命がけで世界に正論を訴えるべきです。
「天地人」の兼直が丸腰で敵陣に話し合いに行けたのは、それだけの覚悟があったからで、日本人は、「愛」の道を選び、それを目標にするしかないのです。『白樺』派のヒューマニストの中でも、特に柳宗悦もその選択を尊びました。

▲戦前の日本の良しとする書物を焚書とし、公職追放して、そこに左翼性の学者を送り込み、日本に自虐史観を植えつけたのは、アメリカです。▲

これからは、アメリカの手先でいた日本人も、自虐史観を蹴散らして、アメリカと同等に戦争できる憲法にせよという考えは、まさにアメリカの思う壺に入るようなものだろうと思うのです。なんといっても、あちらは百戦錬磨です。実弾を常に家庭でも所持できる人々の国です。

朝鮮、ベトナム、イラクでかけすぎた戦費を日本にも負担させたいのです。米国の片棒を担がせたいのです。戦後の日本に悪かったと自虐史観を持たせた上に、今度は戦費戦力の供出などを要求してきます。それじゃぁと、9条を盾に米国に基地を使わせる利用料を取るくらいのことを主張できないものでしょうか。

アングロサクソンの民族には戦いの血がしたたかに流れているのです。島国の海にぐるりを海に守られて採集農耕民族で細やかに自然と対峙してきた我々と違います。

黒船で攻めてきたのはアメリカで、鎖国の中でも中国、朝鮮とは相互に国交を続けていた。ところが血迷って欧米列強のまねをしてアジアに覇権をと考えたところが、禍根を残す戦争になったのです。

▲ 明治以降の日本の歴史をもっと勉強してほしいです。
戦争勝者の刷りこんだ歴史観ではなく、日本を軸とした歴史を学びなおしてほしいのです。
戦争末期の悲惨さだけを取上げて、日本の開国以降の歴史を否定しないでほしいです。▲

維新以降の歴史で、日本は庶民にも人権があることを、学んでいかなかった。
皇民教育を軸に、臣民(天皇に服従)と言う位置づけにあったのでした。

そして、戦後史を紐解いてみていけば、軍備を棄てさせ、占領時期には忠臣蔵でさえ上演を中止したととまで報復を恐れました。しかし、朝鮮戦争が始まると、早速に自衛隊をつくらせて、ベトナム戦争の寄港地、物資供給基地にしたり、そのうちに米軍基地への思いやり予算は年々増して、軍事費が今や5位に落ちたとは言え、
やはり大した額です。

▲ それは、日本人としてのアイデンティをどう確立するか・という問題でもあります。
自国のことは自国で守ろうとする、堂々とした日本人がほしいのです。▲

戦争に負けて、白人や英語にコンプレックスを持ち続けて、戦後も進んだ欧米を追い続けた日本人だけれど、自分たちが名誉白人のサル真似に陥らず、アジア人としての誇りを持ち、堂々としているべきです。
9条をなし崩しにして、参戦も出来るようにしたいのが米国の本音です。
米国にNOを言えたためしのない日本で、憲法9条を変えてしまえば、派兵を要請された時に、日本の尊厳をかけての判断が出来るでしょうか。日本は、オーストラリアやカナダのような安全地帯ではないのです。隣国は中国とロシア(サハリン)、北朝鮮の独裁体制が続くなら、とにかく9条を盾に、国際世論を喚起した方が今は得策だと私は考えます。もし表向きにも核の迎撃する準備をしていけば、日本が先にも後にも発射して見せるしかなくなるのがオチです。

安保、日米地位協定など幸か不幸か、両国の調印があるわけですから、中長期の展望をしたたかに、米国にとっても極東の守りとしての日本の地理的条件は相変わらず大きいのですから、日本の存在価値は米国にとってもまだまだ大きいはずです。

この“地の利”を生かしつつ、徐々にでも世界の軍備を減少させてきた(レーガンとゴルバチョフの時の軍備削減協定)事を更に推進することへ努力していくべきではないでしょうか。これが日本が取るべき策だと考えます。考え方が違うと言われてしまうでしょうか。

食料自給体制もままならず、原油ひとつとっても、日本は他国に依存せずには生きていけない弱小国です。アメリカが手を引くならば、中国との将来の発展を図るべきではないでしょうか。中国も韓国も北朝鮮も、市民同士で胸襟を開いて接近すれば、政治は別で、一人一人は鬼ではないのです。草の根運動を続けてきたわたしには、それがよく見えています。

日本には米国の後ろ盾で作った、憲法9条はいまだに使い勝手のよい条文だと考えます。
平和な国際社会にすることを訴えて日本の存在感を高める、それが日本の立場を守ります。そのために、憲法9条を上手に使いこなすのです。多くの犠牲によって作られた憲法だから半世紀を経過したくらで旧くなったなどと言ってはいけないのです。

時代は、変わっていきます。日本人なら、本当に知りたと思えば、一方的な考え方だけでなく、かなりなことまでも知ることが出来ます。日本にも理があり、中国、朝鮮にも言いたいことは山ほどあるでしょう。そし
て、中国、インドとの関係が影響してくるでしょう。彼らの抱えるマーケットが強大なものになります。

湾岸戦争の拠出金の時まで、海外出兵するのに9条がバリアーになるなど、一般の日本人は実のところ気づきもしませんでした。今は、日本の防衛費は世界5位とも言われますから、アジアにとってはその額と装備で十分に脅威になっています。

その一方で、9条は唱えるだけでなく、この意義を国際社会に広めていくことが重要です。日本の理が通らない国家に囲まれているからこそ、地道に変えていくしかないです。日本人の若い人々が海外で真摯な人的貢献をしているのが認められています。緒方貞子さんも言うように、貿易や、自衛隊より、こうした活動が時間がかかっても日本人が信頼されていくのです。

私は、8月19日から今年もソウルで開かれるNGO平和フォーラムに二度もの参加することになりました。
段々、歴史認識を踏まえる必要性が高まり、専門家ではない私の出る幕ではなくなりそうですが、我孫子にある国際理解NGOの代表と言う立場で、発言して感銘を与えています。

一般の日本人は、戦中戦後の歴史はあまり教えられていないと思います。朝鮮通信使との密接なやり取りがあった江戸幕府についての司馬遼太郎の歴史小説にある通りですが、朝鮮とそれほどに密接な関係を持とうとした時代があったのは、司馬氏にしてもついぞ知らなかったのだと語っておられました。どこで、アジアに対しての侮蔑的な態度が広まっていったのか、日本人は海外に憧れる海洋民族のおおらかさがあったはずなのに、欧米を真似て富国強兵に走ったのは、悲劇の始まりで、多くの若い男たちの命を奪ったのは残念でした。

女性(平和の提唱、命を生み出すシンボル)として、我孫子市民ならではの立場で意見を述べていきたいと考えてきました。女性が声をするとはそういうことだと思います。世界中の女性が軍備費をもっとかけようと
言うより、平和交渉の方策を考えることです。もちろん、男性の多数も兵役に就きたいとは思わないはずで、
賢明な方策さえ打ち出せば、賛同者が多いだろうと確信します。

ジョンレノンが小野ヨーコに感心したのも、そんなことから「イマジン」作り、今も世界の人々に謳われる曲であるのは、それを示しているのだと考えます。






posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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