2014年05月12日

超高齢化社会の認知症徘徊者

 NHKが11日夜にNHKスペシャル「行方不明者1万人」で認知症の徘徊について、特集をしていた。当市でも最近は、認知症の徘徊者を探してほしいの行政無線からの呼びかけが多くなったので、夜も遅い時間にに気持ちが重くなる内容だが、現実をみていた。

 番組では、隣近所に迷惑はかけられないと介護者がひとりで探し回っているうちには、なかなか見つからず、思い切って尋ね人のチラシを作成して、思わぬところで事故に遭遇して亡くなっていたと知ると、なぜ速く複数に頼むことを思いつかなかったかと悔やんでいる話も紹介された。それこそ、昔はこういうことはなかったのだろうか?

 ところが、この番組によって、翌日には身元不明になっていた徘徊者が家族と会えた奇跡もおきたという。7年間も身元不明のまま、群馬県館林市の施設で介護されてきた女性(67)について、複数の情報が寄せられ、東京都内の男性(68)が12日、自分の妻と確認した。

 NHKによると、発見時の写真や持ち物に記された名前などを紹介したところ、放送中から「知人かもしれない」との電話がNHKに相次いだ。連絡を受けた男性が12日、施設で女性に面会。女性は2007年10月、都内の自宅を出たまま行方不明となり、家族が警察に捜索願を出していた。

 この日は夫婦の41回目の結婚記念日で、夫の男性は「あきらめが9割だった。言葉では表しようがない」と話しているという。

  大河ドラマのあとの9時ニュース、そして特集番組と続くので、視聴者が多い時間帯なのだろう。各自治体には、特別養護老人ホームという施設が幾つかあって、市内外のそうした施設を市議時代には視察にいったものだ。比較的金銭的な余裕がない高齢者から入居するので、「待機者」が何人いるなどの話題になるくらいだ。つまり居住・介護費用が安い(生活保護対象者などは無料)が、順番待ちがいつになるかはわからないので、多くの人は民間施設への入居を検討すると、10畳未満くらいの個室や共同利用の広いリビングルームに対して、まずは入居費用として約4、5百万円かそれ以上の一括金を払い、毎日の食事や介護費用は別途20万円前後を支払うことになる。これもなかなか、金額的に出せる相談ではない場合は、その中間的な施設をさがすが、年々、高齢者の数が増えるので、昔はなかった現代の悲劇・奇跡も数多くおきてくるのは否めない。日本は世界に類をみない長寿大国になって、超高齢化社会に突入している。留学生に話を聞くと、日本の高齢者はなにかしら仕事をしていたり、感心するとも聞く。確かに、社会、家族に負担をかけないよう、出来るところから健康維持の生活を心がけるよう、高齢者・高齢者未満も積極的に運動や社会活動への参加の呼びかけがされ、少子化社会の対応も迫られている状況で、解決はますます易くない。

出典
読売新聞:5月12日(月)22時10分
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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