3.11から3年となる。悲しい現実だけれど目を背けることはできない。テレビでは東北の被災した人々が亡くしたものの大きさもさることながら、なんとか地域に元気を取り戻したいと力を合わせておられる。我孫子も常磐線でつながった駅の一つだから、東北出身の方や親せきを持つ方が少なくありません。何人かが、エスパ前での鎮魂イベントに関わっていて、カンパなども行われていたので、私も参加して、物産をかったり、お話をきいてきました。
テレビでも、いくつかチャンネルを回すとこの週末は特に、そうした関連の番組が多いし、話を聞いているうちに、ティッシュに手を伸ばしていたのは、私や夫ばかりではないと思う。亡くなったご家族を偲びつつも悲しさを乗り越えて頑張っているそれぞれの生活、津波のすさまじい映像を久々に見て、3年前を思い出したことでしょう。地域を根こそびもぎ取られるという、壮絶な被害にあったけれど、その海を愛して、ふるさとの味わいとしてきた切なさとともに現在も暮らしておられることに思いを馳せる・・・。
そうした東北支援に奔走する一人の方から、立派な芽かぶをいただいた。見るのも初めてだが、その磯の香りがほのかにした、この数年、海に行くこともはなかったけれど、久々の自然な潮の匂いがした。
家に帰って、教えられたように濃い茶色い「本当の生」のぬるっとした芽かぶをつまみ上げて、鍋にたっぷりの湯で湯通しした。するとすぐにきれいな緑色にかわった。小さな子供がいたら、びっくりしただろうと思う変化です。細く細かく刻んで食べるそうで、居酒屋の刺身などの皿にのって出てきたするのを思い出すと分かり易い。刺身以外の食べ方としては、食べ方としてはポン酢ジュレをかけてサラダにしたり、お醤油と七味でピリ辛炒め、ごま油で炒めてもいけるということです。
因みに、現在のワカメは養殖されていて浅瀬でつくられており、海もワカメそのものも厳しく管理・検査されているので、放射能による汚染は全くないといっていいそうです。風評被害で、嫌煙されていた時期もあったが、これまでワカメの養殖のされ方について知る機会がなかった人も、海のそ底で採られているのではないこと、管理状況などの現地をみてくることもされて理解が進み、新たなワカメファンが全国に誕生しているのが救いだそうです。被災地を忘れない一方で、本物の海の幸の豊かさ知ってほしいということです。