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1月11日にオーストリアのバートミッテルンドルフで行われたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子個人第13戦で史上最年長優勝した41歳7カ月の葛西紀明(土屋ホーム)の快挙を、12日付の地元紙が大々的に報じた。
クライネ・ツァイトゥングは「史上最年長優勝」の見出しで、喜ぶ葛西の写真を1面の全面に大きく掲載。W杯最多勝のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が脱帽して葛西にお辞儀している写真も各紙のスポーツ面トップを飾った。
クローネン・ツァイトゥングは葛西がソチ冬季五輪の金メダルを目指していると紹介し、シュリーレンツァウアーが「技術が優れていれば、年を取っても勝てるということを証明した」と話したと伝えた。
ドイツの公共テレビZDF(電子版)はドイツ・チーム関係者の「葛西は例外。これまで限界と思われたものを全て破っている」「これから驚異といわずに「カサイ」にすべきとまで賞賛した。
(共同) 2014年1月12日
メダル表彰第1号は、12日に男子ハーフパイプの平野歩夢選手(15)と平岡卓選手(18)の10代コンビの銀、銅、また同日にノルディックスキー複合個人、前半のジャンプ(ノーマルヒル)で6秒差の2位につけたエース・渡部暁斗(25)が後半の距離(10キロ)につけて、激しいせめぎ合いの末、銀メダルを獲得した。今の時点では、ソチ五輪は男子力がものをいっている。