中国のネットユーザーのやり取りは、自由闊達で共産党の貼り出す壁新聞しか情報がない時代と比べて、天安門事件があったものの、一国二制度の大転換を図って以来、いかにも言論の自由も容認されている感があるが、そうはいっても党による牽制であって、民主主義とは遠い。それだから、中国の若者、ネットユーザーの中には日本の市民社会と政治は切り離したほうがいいと、やけに納得している人達もいるようで微笑ましいともいうべき声があったというのを翻訳している日本人(たぶん中国への日本人留学生?)もかなり居るのでご紹介。
日本からの中国留学も増え、中国からの日本留学も倍増しているのは、今後の救いだと私は思うのですが・・・・。
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釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)の問題などをめぐって中国と日本の関係は過去数十年で最も冷え込んでいると言われる。しかし中国旅游研究院(観光研究院)がこのほど発表した2013年の中国人観光客満足度調査によれば、日本を訪問した中国人の満足度は依然として高かった。多くの中国人が「観光などの経済と政治は切り離して考えるべきであり、日本の一般市民はとても友好的だ」と指摘している。
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こうした中、中国のインターネット掲示板には18日、「実は日本は地球上で最も中国に友好的な国だ」とする書き込みが現れた。その根拠としているのは、以下のような9つの点だ。
(1)日本の指導者はこれまでに中国が会うべきでないとする人物と会っていない
(2)中国の内政について勝手気ままに論じたことがない
(3)人権問題などで中国を攻撃したことがない
(4)長期にわたって世界最大の対中援助国、対中投資国である
(5)台湾問題など敏感な問題で中国を攻めたことがない
(6)何が起こっても、米国に追随して反中的な訴えをしたことがない
(7)世界各国が中国を制裁しても加わらなかった
(8)中国に対して表明したことは実行する
(9)在日中国人に対して差別や制限、攻撃をしたことがない
書き込みの主はさらに、「中国に対してこれほど友好的な国は日本以外にない」とも指摘した。
こうした意見に対して他のユーザーからは共感の声が続々と上がった。
「そういう気がする」
「米国やインドネシアでは中国人排斥の運動があったけど、日本では戦争の時期も通じて、ないな」
「昔あったネギ騒動以外、中国製品への貿易障壁もない」
「世界が中国を制裁した時に日本は参加しないで、高官が中国を訪問したりしたな」
「大昔の元寇の時、日本人はモンゴル人を殺し、漢族は労働させたものの殺さなかった」