下記は、yahooニュースから
事故当時4号機は定期検査中で、原子炉内の燃料はプールに移されていた。プール内の燃料集合体は1533体と多いが、燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きた1〜3号機に比べ4号機は放射線量が低く、廃炉に向けた作業は最も進んでいる。
燃料プールは4号機原子炉建屋の上部にある。東電や原子力規制委員会によると、取り出しは危険性が相対的に低い未使用の燃料から始める。水中で燃料集合体を1体ずつ輸送容器に移し、計22体を入れて100メートルほど離れた別の建屋のプールに運ぶ。
22体を容器に入れるだけで3〜4日、建屋に運んで燃料を取り出すまでにさらに数日かかる。この作業を繰り返し、プールから燃料を全て取り出す計画だ。
燃料の取り出しや容器の移送は、作業員がクレーンなどを操作して行う。事故前は機械による自動取り出しで行われており、手動の作業にどこまで習熟して臨めるかがカギとなる。
プール内には今も細かいがれきが残っており、透明度も通常より落ちる。東電は水中カメラを入れ、作業の安定性を確保するという。 また、クレーンなどの故障や誤操作があった場合に燃料の落下を防ぐため、つり上げ用のロープを2重にするなどの対策を取る。東電は容器が落下して22体全てが破損しても、敷地境界付近の被ばく線量は5.3マイクロシーベルトの上昇にとどまると試算している。
ただ、地震や津波がいつ起きるか分からない上、不慣れな作業だけにトラブルが発生すれば長引くことも予想される。規制委の更田豊志委員は「(作業を)進めてみたら予想しないことも出てくる」と指摘している。
また、11月18日(月)0時9分配信 の時事通信では、海近くで放射能濃度27倍に=福島第1地下水、3日前に比べ―東電、という下記のニュースがきになります。
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海に流出している問題で、東電は17日、同原発1号機と2号機の取水口の間に掘った観測用井戸で同日採取した地下水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2100ベクレル検出されたと発表した。前回採取した14日の値は同76ベクレルで、27倍超に上昇した。