一か月前、オリンピック誘致に決まった直後で、下記のような報道もされていたのを改めネット情報で見つけました。
災害が多い国、あらゆることを想定しておく必要は、オトンピックで世界の人を招へいするのですから責任重大です。
参考までに転写しました。
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ニューズウィーク日本版 9月11日(水)13時21分配信
かつて公害問題が騒がれたときも、有害な水銀、砒素、六価クロムなどの重金属も「ゼロにする」という方針はとられなかった。なるべく濾過して濃度を下げることは当然だが、ゼロにできない微量の汚染物質は、人体に影響のない濃度に薄めて排出することが汚水処理の基本である。
この観点から考えると、陸海に巨大な遮蔽壁を築いて汚染水を構内に閉じ込める福島の対策には疑問がある。汚染水の貯蔵タンクは今でも900本あるが、これが何千本、何万本と増えたとき、地震があったら大災害になるおそれもある。普通の汚水と同じく環境基準を定め、薄めて海に流す方針に転換すべきだ。こうした基準の設定も含めて、国が責任をもって対応する必要がある。安倍首相は「汚染水対策には国が責任をもって対応する」と決定し、470億円の予備費を計上した。これはオリンピック対策ということもあろうが、もはや東電の負担能力が限界に来ていることも原因だ。
これまでにタンクなどからもれた汚染水は300トンを超える。破壊されて穴だらけになった構内に、毎日1000トンの地下水が流れ込むので、それが汚染されることは避けられない。一部が湾内にもれており、さらに外海に出ている疑いもある。その放射線量は、東京電力によれば最大100ベクレル/リットルで、人体に影響を与えるほどではないが、外海に出ると魚が売れなくなるなどの風評被害が出るだろう。
東京電力福島第一原発の放射能汚染水が海に流出している問題で、地下の汚染水が、流出防止用の土中の遮水壁をすでに乗り越えていることが、実測値で裏付けられた。東電が9月10日に水位の測定値を公表した。
遮水壁は地中に薬剤を注入して固める工法で、地下1・8メートルより深い部分しか作れない。
安倍総理がブロックしていると言及した「0.3平方キロメートル」とは、防波堤の内側の部分だ。しかし、この港湾内の海には現在も地下水を通じて汚染水が漏れ続けていて、外の海への流出を完全に防ぐことはできていない。ただ、現時点では、港湾の外の海で放射性物質の濃度の上昇はみらない。また、港湾の外側の海にもタンクから漏れ出した高濃度の汚染水の一部が流出したとみられるなど、汚染水問題をめぐって、国も東電も完全にはコントロールできていないのが現状だ。
これを防ぐため、国は陸海の遮蔽壁で封じ込める方針を取っている。山側から流入してくる地下水は「凍土壁」と呼ばれる技術で止める。これは数十メートルの地下まで「凍結管」と呼ばれるパイプを埋め、そこに超低温の冷却材を循環させて地下水を凍結させる技術だ。いわば地下の巨大な冷凍庫で発電所を囲むわけだが、こんな大規模な凍土壁を建設した実績はなく、しかも半永久的に冷却材を循環させなければならない。
海側にも遮蔽壁をつくることになっているが、これが完成するのは来年9月で、今は地下水を井戸でくみ上げるなどして、汚染水を増やさない応急対策しかない。そうしている間にも地下水は流入を続けるので、海にはかなりの汚染水が出るだろう。東電はそれを濾過して放射性物質を取り除いてタンクに貯蔵しているが、汚染水が海に出ることは避けられない。
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池田信夫(経済学者)は、柏崎刈羽を初めとする原発が動かせず、毎年1兆円近い燃料費をLNG(天然ガス)などの輸入に浪費している。 これについて東電の取締役会は原子力規制委員会に(柏崎の)安全審査を申請することを決めたが、新潟県の泉田知事が反対している。このまま柏崎を止めると、国の予備費は底をつき、東電の対策費もますます逼迫する。他にも賠償や除染や廃炉に巨額のコストがかかるので、東電の破綻させると巨額の負担が納税者に回ってくるだろうなどとしている。
一方で、朝日新聞は同時期の報道で、海近くの排水溝で放射性ストロンチウムなどの濃度が(9月)11日に一時的に高まっていたことがわかった。東電はこの日まで、排水溝の上流で除染作業をしていた。「汚染水の一部が海に出ている可能性は否定できない」という。
排水溝は雨水などを流す設備で、直接外洋につながっている。外洋から150メートルの地点で、11日に採取した水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり220ベクレル検出された。放射性セシウムも104ベクレル検出された。12日に再び水を採取して測ると、放射性物質は検出限界値未満だった。
上流には、300トンの高濃度汚染水漏れを起こしたタンクがあり、漏れが発覚した直後に汚染水が排水溝に流れ込んだ。このため、11日に排水溝を高圧洗浄して、たまっていた泥などを除去する作業をしていた。その作業で放射性物質の一部が下流に流れた可能性があるという。
東京電力福島第一原発のタンクから高濃度汚染水が漏れた事故で、東電は9日、漏れたタンク付近の観測井戸の地下水から放射性ストロンチウムなどが1リットルあたり3200ベクレル検出されたと発表した。検出されたのは2カ所目で、漏れた汚染水が地下水に広がっているものとみられる。
福島第一原発で地下水を通じて放射能汚染水が海に漏れ続けている問題で、東電は8月21日、漏れ出た放射性ストロンチウムは最大10兆ベクレル、セシウムは同20兆ベクレルとの試算結果を発表した。通常運転時の1年間の放出管理目標値(2200億ベクレル)の100倍を超える。ただ東電によると、国の基準限度は下回っている
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こうした毎日の状況変化を歩道によって知っても、一般国民には対処できないのが本当のところだろう。
さすがに、現代の大本営はウソの情報はながさない。
しかし、必要な情報を流しているかと言えばこれはもう、SPEEDIの結果でも知れている。
激動の”今”を個人の関心で、どう対処するかにつきる。
冷戦も終わった、そして今更、完璧にキレイには生きていけないという現実をしったのであって、核実験の頃から地球上には放射能が風に舞って世界上に降り注いでいた。だから、ムルロア環礁での未臨界核実験以降は地底で行われるようにまでなっていたというわけだろう・・・・
今、ホットスポット地区などは見えない敵と闘っているようなものだ。
小さな子供を抱える母親たちは考えてたら疲労困憊してしまう。
しかし、やはりお母さんたちは強い。
赤ちゃんをつれて幼稚園生の送り迎えに優しい笑顔をたたえている。
子どもを守る目線と子供によって地域が優しくなる、女たちは強いと思う。
そして、それを支える寡黙な男たちの汗と涙がこの国の底力、
日中韓を植民地化して戦争の泥沼をへてODA援助の第一位を続け、世界経済に位置を占めた。
「うさぎ小屋」と揶揄されながらも企業戦士が海外で格闘し、専業主婦は子育て介護と後方支援に余念がなかった。
小さい国土ながらも、文化的にも優れた特徴を世界がCoolだと認めるようになってきた。
ネオジャポニズムとも言われるムードが震災後の日本、東京オリンピックへと歩みだした日本へ向けられている。
国際日本研究として、私も我孫子のウリ込みに箔をつけようと、大学にも通いつつ、頑張っています!
明日は留学生たちと英語討論です!!
ピンチをチャンスに変える努力をする、それが日本人の真骨頂、
世界の人が日本社会について注目しているようです。
知られないより、知られていることは、頑張りがいがあろうというものです。