森田健作知事が、試みていた千葉県でのカジノ構想ですが、千葉県ばかりでなく熱海では以前から日本のモナコへとカジノ構想を提案していましたから、こうした法案が実現すると何らか、動きが出るかもしれません。その前提となる、日本でのカジノ解禁へ向けた法案が年内に国会に提出され、成立する可能性があるからです。
一口にカジノと言っても、カジノが日本にできた場合、日本で導入されるのは、シンガポールでオープンした、いわゆる「特定複合施設」型で、カジノを中心にレジャー施設、国際会議場、展示場、ホテルなどが一体的に整備されることになるということです。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの太下義之氏は「1カ所で最大で数千億円単位の投資になることも想定される。経済効果は投資額の2倍から3倍になる」と見ています。
金額として経済効果が大きいのは建設、観光、IT関連だといわれ、関連する産業の裾野は広いので大きな波及効果があるようです。雇用への影響もディーラーや警備員のようなカジノの直接雇用だけではなく、例えばコイン製造メーカーなど、カジノに関連するいろいろな産業に効果が見込まれるようです。
よくモナコのカジノの話しが出ますが、欧米からF1レースにセレブ達が集まってやってきた際に、カジノで賭けごとを楽しむというのですが、実は現地の人はカジノで賭けごとは出来ない法律になっているのだとか。韓国では、実際にカジノが運営されていて、現地の人も出入りして個人破たんするような問題もおきているのだとかですから、後発で取り組むにはそれなりに用意周到に取り組まないといけない話しではありそうです。
出典:http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/casino/?id=6089628