チャレンジしたからといって誰でも成功するとは限らないが、チャレンジせずして成功した人がいないのも事実だ。
Yahoo ニュース( THE PAGE 6月5日)には、こんな風にサッカーワールドカップの一瞬について書いてあった。
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1点のビハインドを背負ったまま迎えた後半ロスタイム。相手のハンドでPKを獲得した瞬間から、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)はボールを抱えたまま離さなかった。
オレが蹴る。オレに任せろ。絶対に決めてみせる。無言のメッセージがチームメートたちにも伝わる。
ペナルティースポットにボールをセットしながら、背番号4は呼吸を整えていた。後に、その時の心境をこう述懐している。
「真ん中に蹴って捕られたらしゃあない」。緊張が極限に達するような場面で開き直った。
本田の強靭なメンタル所以。左足から放たれた強烈な弾道が、ゴール中央を撃ち抜く。再三にわたる攻守でオーストラリアのゴールに鍵をかけ、この場面では一か八かで右に飛んだゴールキーパーもなす術がなかった。
本田のコンディションは決して万全ではなかった。右太ももを痛めて戦列を離れ、1日に行われたロシアカップ決勝で20日ぶりに復帰を果たしたばかり。帰国はオーストラリア戦前日の3日。時差ぼけの影響もあったはずだが、360度から相手に狙われるトップ下で体を張り続けた。
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6万人で膨れ上がった埼玉スタジアム、期待のなか前半両者無得点、後半戦の残り5分くらいの時にオーストラリアに1点入れられた。残り時間が少ないその時、相手のハンドでPKの展開、静まるスタジアム、そして
地鳴りのような大歓声、目の前で初めてW杯出場を決める歴史的ゴールを見た!
チャールズ・ダーウィンは
『最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残る のは、変化できる者である』といった。
チャレンジとは、常に自分を改革していていくこと、たとえどんな小さな努力であろうと、それを日々継続して続け、より良い自分になり続けることができるかどうか。
エベレスト登頂への夢をもっても残念な結果になる場合もあるけれど、常に成功が約束されるわけではないが、失敗を怖れずに自己の成長を目指そうとする気持ちは多くに勇気を与える。人生の本質的なゴールは「成功」ではなく、自己の魂の「成長」を諦めず目指していくことではないか。
今日の株式市場は、ホンダが買い!になるのでは。ふんばれ、日本経済、がんばれ我孫子も。
今日、安倍首相が講演。成長戦略の第3弾を打ち出すそう。