日本維新の会は16日、新人で投資会社経営の中田敏博氏(44)を今夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に差し替える方針を固めたと同党幹部が明らかにした。中田氏が松井幹事長と会談し、17日に正式発表された。(5月17日 読売新聞)
中田敏博氏(44)は、衆院選千葉2区からみんなの党公認で出馬予定をしていたが、突如、11月22日、 みんなの党を離れ、日本維新の会公認で衆院選に立候補、惜敗した...
その後、どういうすったもんだがあったのか、維新関係者によると、候補差し替えは、藤井選対委員長が大型連休中、市川市議ら複数の候補と会談し、選定を進めた。その結果、選挙戦の経験があり、党ブレーンの竹中平蔵・元総務相が推薦した中田氏が有力となったという。衆議院選惜敗(26票)であったことから参議院選の候補者に鞍替え、維新公認が内定したということだ。維新の西田譲県総支部代表は、千葉で共闘するみんなの党の水野賢一幹事長代理に対して選挙協力を再要請したが、同党の渡辺喜美代表が共闘関係の見直しに言及していることから、態勢作りは難航も予想される。
維新の藤井氏は会見で、「中田氏は党の公募に応じていた(候補者の)有力な一人だったので、既に決定していた公認候補を取り消し、党と千葉県総支部で協議して決めた」と説明したが、維新の会からも「最初から調整しておくべきだった」との指摘が出ている。他の政党でも、「勝つため」との理由で候補の差し替えはしばしば起こるが、全国での選挙協力が絡むだけに党本部の調整も簡単にはいかないようだ。
中田氏は公認候補として既にHPにプロフィールを出していて、1968年11月3日生まれ千葉大学医学部卒業 慶應義塾大学病院勤務医 単身米国へ飛び、MITビジネススクールの門をたたく。ボストンコンサルティンググループコンサルタント、日本の経営の限界を思い知る。敬愛する孫正義社長との出会いにより、直属の部下として世界中を飛び回る。2001年SBライフサイエンス(米国の100億円規模の医療ベンチャー投資会社)代表2012年晴山会平山病院(花見川区)医師/情報管理室室長 日本維新の会衆議院千葉県第2選挙区支部長就任現在に至る。 尊敬する人物:高杉晋作、白洲次郎
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みんなの党・渡辺喜美代表は、17日、日本維新の会との政策協議を無期限で凍結する方針を明らかにした。
渡辺代表「政策協議を凍結するということでありまして、凍結が解除されない場合には選挙協力もご破算になる」 渡辺代表は理由について、最近の従軍慰安婦問題などをめぐる「維新の政治家の発言を聞くにつれ、みんなの党と維新とは文化、体質が違うと感じる」と述べた。
今朝も、橋下徹大阪市長が旧日本軍の従軍慰安婦を容認する発言をしたことについて、テレビ報道がされていた。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は13日、 発言の内容と、日本国内や韓国政府高官からの批判を東京発で報じた。AP通信も同日、「戦時中の性奴隷は必要だったと大阪市長」との見出しで伝えた。 ニューヨーク・タイムズは橋下氏について、将来の首相候補とみる人もいると紹介。橋下氏の発言は国会議員や人権団体から直ちに非難されたと伝えた。
安倍晋三首相が「侵略」について「どちらから見るかということにおいて(評価が)違う」と述べたとも指摘し、橋下氏の発言は、 第2次大戦中の歴史が歪曲されているとする日本の政治家による一連の発言に連なっていると位置付けた。
米紙ワシントン・ポストも13日、橋下氏の発言を伝えるAPの記事を電子版に掲載した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/amr13051414010010-n1.htm
Osaka mayor says wartime sex slaves were needed to ‘maintain discipline’ in Japanese military
橋下市長の発言の危うさは、政治家としてメディアのいい材料にされてきたのを見てきた。いいも悪いも、情報発信をする先兵となり、市民社会をゆさぶる政治家だ。私も、地域の政治にかかわる上で更に広範囲な政治を視野に考えたいと新政党組織に加わる判断をしたことがあったし、より良い改革するように呼び掛けて発信をしようと言うのは今も変わらないが、東日本大震災がおきた直後の県議選挙の中で、新党の政治による新風を訴えるのは苦しかった。その後に維新、太陽、生活・・・こうなってきてみると新党自体の声でしっかり変えられる意思があるのかは見えにくくなってきていると実感する。
政党の公募を経て公認を得るまでの長い道のりを超え、震災という人知の及ばない変化のなかで大きく風向きが変わった経験も自らしたし、ままならさも身をもって知った。まして新政党という組織も本格化するのに時間も人手もかかるのだから、復興期の新党は即戦力を期待されると辛い。平常時ですら相当の年月は必要だからだ。幸か不幸か、我孫子は人口10万人を少し超える程度の中規模都市なので、数を力とみる政治の世界では大票田をもつことにはならない。政治のうねりを更に確実につなげようと上を見る時に必要な票数をどう裏付けるかとなるとここで地域格差は出てくるのは如何ともしがたいことだ。今回の我孫子への裁定は、多分そんなところから来るものではないか。つまり、我孫子市から候補者となった人物の政治姿勢と、千葉市の候補者の未知数的魅力では、なんら負けるところはないと思う。熱のある、損得勘定では動かない実直な人柄の市議だった方だと知っていたので、私としても非常に悔しい。