我孫子市と印西の市堺にある手賀沼終末処理場へ、市外より搬入の高濃度放射能焼却灰の一時保管の問題は一向に解決はしないままだが、他の原発関連施設などでも納得できる展開には程遠い。
福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」は、繰り返し事故を起こしてきており、多数の機器で点検時期の超過が見つかったことから、原子力規制委員会は13日までに、未点検機器の整備などが完了、運転再開に向けた準備を進めないよう指示する方針を固めた。近く具体的な指示内容を決めるが、日本原子力研究開発機構が目指している年度内の運転再開は、ほぼ不可能になった。
長期間運転を停止しているもんじゅでは、昨年11月、1万件近い機器について点検間隔の延長手続きを行わないまま、実施を遅らせていたことが発覚した。規制委は今年2月、立ち入り検査などを行って調査してきた。 調査の結果、規制委は原子力機構の管理体制などに問題があることを重視。未点検機器が残っていることなどから、年度内の運転再開に向けた準備作業の継続を当面のあいだ認めない方針だ。
原子炉等規制法は、技術的基準に適合しない原子炉施設に対し、規制委が使用停止命令を出すことができるとしているが、規制委によると、使用前検査の段階にあるもんじゅへの適用は難しいという。
参照:
時事通信 2013年5月13日(月)12時44分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130513-00000053-jij-soci