5日(金)、11時に、けやきプラザ前のインフォメーションセンターに集合です。
是非、お誘いで、ご参加ください。
着物でそぞろ歩き、我孫子に新たな散策コースを見つけてみましょうということです。
桜の花びらが舞う、天気は上々らしいです。
*着付けをご希望の方は、9時から、けやきプラザの会議室を開けていますので、おいでください。
お問い合わせ:ninakaizu@gmail.com
Photo:Wikipedia
▽着物で町を元気にする取り組み例▽
震災のあった2011年暮れに、葛飾区では『カジュアル着物女子コンテスト』が行われて、皆を楽しませました。出場ルールは、着物と帯で一万円という厳しいハードルにも関わらず、総勢50名近くが楽しそうに参加。思い思いのおしゃれ心と遊び心を発揮して、見る者を楽しませてくれました。
実は江戸時代にも、こういったファッションコンテストはさかんに開かれていたのだそう。江戸人文研究家の善養寺ススムさんによると、江戸時代のおしゃれは、出会いのチャンスとも非常に関係が深いものだったのだそうです。
「"江戸時代は男尊女卑の社会"なんていう人もいますが、実際の江戸は「娘天国」と言える町だったんですよ。特にお祭りのときには、娘屋台(むすめやたい)と呼ばれる、女の子だけを乗せた山車や踊りのパレードが行われました。「どこの娘の着物姿が可愛かった」「あの娘の着物の色が良かった」「新しい帯の結びかたをしていた」「あの髪型はなかなかいい」なんて噂で持ちきりになったそうです。娘にいい旦那を見つけるため、親も洒落心をつぎ込んだようですね」(善養寺さん)
江戸時代には1週間という単位はなく、働いている人の休日は盆・暮れ・お祭りのみ。中でもお祭りは唯一貴重な恋のチャンスであり、就職先を見つけるチャンスでもあったため、男女ともに現代からは想像もつかないほどの熱の入れぶりでおしゃれをしたのだそうです。
「長屋暮らしのあまり裕福でない家でも、お祭りのたびに町ぐるみで揃いの浴衣やはんてんを新調しました。色やデザインに工夫をこらしてね。お金は町役人や町名主という、町のえらい人が払ってくれるので安心です。あとは髪飾りや帯の結び方など、手作りでできるおしゃれに目一杯凝りました」(善養寺さん)
このコンテストでも、帯を自作したり、手作りの帯留めを合わせたり、自分で編んだヘッドドレスを被ったりと、ハンドメイドの小物を合わせる着物女子が多く見られました。江戸時代、いえ、おそらくもっと昔から、お金がなくても上手におしゃれを楽しむ!という女性たちの心意気はなるほど! ですね。