26日午後、衆参両院の首相指名選挙で第96代の首相に安倍晋三氏が選出、第二次安倍内閣が発足、女性閣僚二人も選出された。また、自民党の党四役に野田聖子と高市早苗を起用、女性議員が複数入るのは野党時代も含めて初めて。安倍総裁は四役のうち2ポストに女性を起用したことについて「自民党が変わったことを示せる人事であり、危機的状況を突破できる布陣だ」と強調した。今後の参議院選での女性票獲得も目論んでおり、2020年に社会の指導的立場の女性比率を30%に上げると言うことも主張しているようで人材総活用でも戦う姿勢に女性登用は覚悟の程もなかなか良いと思われる。
安倍総裁をもっともよく知る女性といえば、それは夫人の昭恵さんだ。5年前の入院中には政治家引退を勧めたということだが、安倍氏は「いや、それは違う」と拒否、夫人として「楽な道を捨て、茨の道を選んだ」と評し、マスコミが参議院議員選挙惨敗後すぐに辞職しなかったことで「KY」(=空気が読めない)と批判したことについては、「本人が政権運営の面で突っ走ったことマスコミに書き立てられたことが、支持離れを起こした理由」だとマスコミ批判もした。
翌年、2008年(平成20年)4月10日の、北京オリンピック開催に際し、チベットへの中国の人権弾圧に対する抗議活動が世界中で繰り広げられる中、ダライ・ラマ14世がインドから米国へ行く途中に日本へ立ち寄った。日本政府はダライ・ラマを敵視している中国に配慮し、「政府として接触する予定はない」としていたが、昭恵さんがダライ・ラマとの面会することとなった。日本全体が人権問題を軽視しているわけではないことを国際社会に示す意図があったとされる。
このところの昭恵さんは神田にある居酒屋「UZU」(=渦)を経営して話題になっていた。カウンターとテーブル5席のアットホームなお店だそうで、居酒屋というよりは、おしゃれなカフェといった雰囲気のお店だという。実際、ご本人がオーナーとして仕込みから全てを担当し、素材は国産品にこだわっていて、ヘルシーをキーワードにしているお店で、使っているお米は地元山口産とのこと。気になるのがお値段だが、酒・料理込みで、ひとり4,000円くらい。昭恵さんは長年、友人たちとミャンマーなどに学校を作る活動を続けており、お金がなくて学校に通えない子どもたちの支援にもしたいと考えてのことだという。震災以降は自給自足の生活を目指して、無農薬稲作も手がけているそうだ。関係者によると、そもそも安倍氏が「アジアの子どもたちに学校を作る議員の会」の会長を務めていることなどから、「料理店で出た利益でミャンマーに学校を建てたいと聞いており、安倍氏も了解している」という。昭恵さんは再びファーストレディーになるが「私は顔を出せなくなるかもしれないけど、お店は続けます」と笑顔で語っていたという。
また、昭恵さんは山口県知事選に出た反原発の旗手・飯田哲也環境エネルギー研究所長と親交があり、原発システムの在り方について疑問を抱くようになってからは、上関原発の建設予定地の祝島で島中が建設阻止の反対運動を続けているが、既にそこへも行ってきたという。さすがに行くときは安倍氏から反対されたようだが押し切ったそうだ。
今回の総裁選では、全5候補が、民主党の「原発ゼロ」の方針に批判的、昭恵さんは「脱原発」の立場を取っていた。それでも安倍氏の選挙区がある山口県で12年7月に行われた知事選では、自公の推薦を受けた山本繁太郎・元国交審議官を支援、当選したのは既知のこと。
第90代総理のファーストレディーとして政府専用機から晋三氏と手と繋いで降りてきたことや、「韓流ファン」を公言も議論を呼んだことも記憶に鮮やかで、華やかな話題が似合う明るい女性だ。首相退陣後の5年間で、元「ファーストレディー」は、大学院(立教大学・21世紀デザイン研究)への進学で、修論テーマ「ミャンマーの寺子屋教育」として、地道に活動の幅を広げていた。 昭恵さんのフェイスブックによると、寺子屋の開校式と日本語スピーチコンテストの審査員のためにミャンマーにいくなど、韓国よりミャンマーへの比重が高くなってきていた。社会派ファーストレディーは、このように無農薬の稲作や被災地の支援、国際理解の活動にも熱心になっていた。
それまでの昭恵さんは、父 松崎昭雄(実業家・森永製菓第5代社長)、大叔父 池部良(俳優)などの親族がおり、聖心女子専門学校卒業後は電通に入社、働く女性でもあった。新聞雑誌局に配属された上司の紹介で晋三と出会った。1984年(昭和59年)にグリコ・森永事件で江崎勝久グリコ社長が犯人に誘拐されていたことから、森永製菓が標的になった時期において森永製菓社長令嬢の昭恵にも警察の護衛がついたが、当時安倍氏とデートして自宅に自家用車で送ってもらったので警察は当然その車のナンバーを調べて、晋三と昭恵の交際が発覚したのだというのだ。1987年(昭和62年)6月に結婚。アッキ―の愛称は、かつて下関のコミュニティFM局「COME ON! FM」でラジオパーソナリティを務めていたときで、ラッキーな、親しみやすい印象のニックネームとなっている。
これだけでは周辺事情としてはお身内一辺倒なので、いつも辛口発言の江田・みんなの党の記者会見(12月18日)をチェックして、安倍政権へのチエックをして見ました。
http://www.youtube.com/watch?v=JDYB5bOXpu0&feature=endscreen&NR=1
みんなの党は相変わらずの男ばかりの党ですが、アジェンダを貫いて、政治を正そうとしているのも事実ですから、どのような意見があるか概略しておこうと思い・・・
「安倍政権、本起動したさいには、みんなの党はしっかり国民目線で無駄をさせない政治、予算の維持補修管理をしていく。増税法案を凍結を掲げているので、是々非々でやっていく。ゆめゆめ連立云々が先にありということはない。衆議で闘った支部長は一度リセット、退任してもらい、勘案した上で再任をお願いしていくところもあると相変わらずにこりともしない渋い顔で意味深長な発言だったが、ひとつの参考にはなった。今どき、各党のコメンテーターが各党なりの意見表明を動画で行なっているので皆さんにもお勧めしたいところです。」など、とのことですので、詳しくは上記の動画をご覧ください。