日本の民藝の租・柳宗悦氏の夫人の柳兼子さん(1982〜1984)についてのドキュメンタリー映画を一緒にみませんか。ドキュメンタリー映画を見た後に、感想を語りあいたいと思います。
映画『兼子』上映会(80分、カラー)
参加費:無料
●市民プラザ 第2会議室
●9月15日(土) 2時〜
●お問い合わせ:04-7184-9828(ACT 柳の会)
<映画の内容>
白樺カレーのレシピを考案したとして知られるようになってきた柳兼子さんは、実は「声楽の神様」とまで言われた日本有数のアルト声楽家でした。また、明治・大正・昭和を生きた音楽活動そのものが「わが国の生きた音楽史」ともいわれています。
どこからの要請であっても軍歌は一切歌わなかった、自分の意にそわない歌は歌わないと徹していたので、舞台に立たない時期もあったが、代りに庭に花を植えていたといいます。当時は、花を植えるなども非国民と言われた時代で、庭の垣根沿いに見えないところに植えていところたら、若くして出征する兵隊が仲間に声をかけて、「おい、いい匂いがする花が咲いているよ」と喜んでいる声が垣根ごしに聞こえたとのエピソードも語っています。「戦時中にした、いいことと言ったら花を植えたことかしら」という柳兼子さんの生き方、なんと、87 歳まで現役の歌手として活躍しました。
映画では、兼子さんの歌声を織り交ぜながら、夫となる柳宗悦との出会いなど、兼子の人間性に迫る作品となっています。夫の柳宗悦の白樺派の文化活動、民芸運動にも声楽家として協力、経済的にも大きく貢献しました。一方、母としても、立派に3人の子供たちの養育に力をそそぎました。兼子さんを知る20人のインタビューを中心に描き出される映像は、激動の時代を生きた一人の女性の心の軌跡です。この歌手が歴史の陰に埋もれることのないよう、一人でも多くの人が兼子さんの歌を聴き、自分の耳でその素晴らしさに触れていただくよう、第一回の上映会です。
*柳宗悦と兼子さんについて、色々な人がブログに書いていたものの総集編をつくりました。
我孫子と柳夫妻のことが一杯です、検索してみてください。 http://testxmobile.seesaa.net/index-2.html